フィールドレポート

ミャンマーのモゴックでルビー、サファイア、スピネルを探究するGIAフィールドジェモロジスト


モゴックの隠された宝石を求めて
GIAフィールドジェモロジストと共に、モゴックの最も深い鉱山に挑みましょう。

このビデオでは、GIAのフィールドジェモロジストであるVincent PardieuとAaron Palke博士と共に、モゴックのルビー、サファイア、スピネルの鉱床の地質学調査のために、地下深くまで皆さんをお連れします。

上質な宝石の原産地としてのモゴックの比類のない評判は、800年以上続いています。 モゴックの鉱区はYangonから北へ約400マイル(650キロ)に位置し、海抜7700フィート(2347メートル)の、植物が生い茂る山岳地帯です。

このビデオでは、GIAのフィールドジェモロジストたちが研究のための宝石サンプルを手に入れるまでの道のりと、モゴックの最も地下深くで行われる硬岩での採鉱作業の稀少な場面を見ることができます。 これらの有名な鉱山の奥深くへ入るために、ところどころに現れる手作りのはしご、ロープ、滑車を使った危険な降下の様子を記録しています。 勇敢なジェモロジストたちが、地表から1200フィート(365メートル)まで降下した地点もありました。 Pardieuによると、グループがルビー採鉱を見学したKadoke Tad地区の鉱山の奥深くまで降下することは、今回の遠征調査の最重要点であったそうです。

後半では、モゴックの町が非常に多くのジェモロジストや宝石ディーラーを時代を越えて虜にする、市場や寺院、この場所と人々の魅力を見ることができます。 「モゴックには、素晴らしい何かが絶対にあります」と、Pardieuは語ります。 「恐らくこの場所では、世界中でも最高品質のルビー、最高品質のサファイア、最高品質のスピネル、最高品質のペリドットが産出されています。」

このGIAフィールド遠征調査(FE62)は、2014年6月に行われました。 PardieuとカメラマンのDidier Gruelの他に、2名のジェモロジストが参加しました。そのうち1名はフランスのナンシーにあるResearch for Development (IRD)機関のリサーチディレクターであるGaston Giuliani博士、もう1名はカールスバッドのGIAポストドクター研究員のAaron Palke博士でした。

GIAスタッフはリサーチおよび市場への見識を深めることを目的に、鉱山、 製造業者、 小売業者の他、 宝石およびジュエリー産業に関わる場所や企業を頻繁に訪ねております。 GIAは訪問中に私たちを受入れて貴重な情報を提供してくださった皆様のご厚恩に心から感謝いたします。 これらの訪問や記事または出版物のいかなる内容も、再利用、宣伝用の利用は禁止されています。