宝石事典へ戻る

スピネル

ブラックプリンスルビー。 ティムール・ルビー。 何世紀もの間、偉大な偽者であるスピネルは、ヨーロッパのクラウンジュエルでルビーと間違われていました。

Responsive image
美しい色相

最高品質のレッドスピネルの色は、ミディアムからミディアムダークの色調の、純粋な赤色からやや紫がかった赤色です。

Responsive image
輝きを求めたカット

スピネルはクッションシェイプとオーバルシェイプにカットされることがほとんどで、適切なプロポーションでカットすると優れた輝きを放ちます。

Responsive image
クロム

ルビーと同様、レッドスピネルの色は微量のクロムによるものです。

Responsive image
Responsive image
自然が作り出す完璧

スピネルは等軸晶系に属し、その特徴的な結晶形状は、2つのピラミッドを背中合わせにしたような八面体です。

Responsive image
ジュエリーに最適

ルビーと同様、スピネルは漂砂鉱床で発見されます。スピネルはモース硬度スケールで8にあたり良好な靭性を有するので、宝飾品に使用するには耐久性のある宝石です。

Responsive image
コレクターのお気に入り

形の良いスピネル結晶は、鉱物コレクターの間で高い需要があります。

Responsive image
器具類

概要

スピネルについて

最近まで、スピネルは消費者がほとんど知らない過小評価された宝石でした。 ルビーの代替品としての需要が増えたことによって、スピネルの豊かな赤い色とその歴史に対する評価は再燃することになりました。 古代には、東南アジアの鉱山が非常に大きなスピネルの結晶を産出し、王や皇帝の貴重な財産となりました。そのために、戦争の略奪品として数々の人手を渡ることになったものも多くありました。

スピネルについて スピネルの歴史と伝承 スピネルの旅

誕生石 & 記念日

スピネルは、8月の誕生石としてペリドットとサードニクスに最近加えられました。 皇帝や統治者たちからスピネルは長年ルビーと間違われてきました。 歴史上有名な「ルビー」が実はスピネルであった例は多くあります。

Nat Thwe

スピネル結晶はとても完璧な外観をしているので、ビルマでは nat thwe つまり「魂によって研磨されたもの」と呼ばれています。


ブラック プリンス

イギリスの王冠で有名な14世紀の黒太子のルビーは、実際にはレッドスピネルです。


1783年

鉱物学者Jean Baptiste Louis Rome de Lisle(ジャン·バティスト·ルイ·ローマ·デ·ライル)はこの年、スピネルをルビーとは別の鉱物として鑑別します。


事実

  • 鉱物:スピネル
    化学組成:MgAl2O4
    色:レッド、オレンジ、ピンク、パープル、ブルー、ブラック
    屈折率:1.718
    複屈折:なし
    比重:3.60
    モース硬度:8

原産地

map

処理

宝石の色や見た目のクラリティを改変したり、耐久性を向上させるために使用される手法には様々なものがあります。

詳細

合成石

一部の宝石には、本質的に同じ化学的、物理的、および光学的特性を有するけれどもラボラトリーで人工的に成長させた、合成の対応物があります。

詳細

模造石

どんな宝石でも、その宝石を模造するために選ばれた人工素材あるいは天然素材によって、模倣することができます。

詳細
gem love

この宝石が好まれる理由

1
美しい色

単屈折性で、非常に透明度の高いものもあるレッドスピネルは、ルビーの色に匹敵しますが価格ははるかに低くなります。

2
驚くべき元素、クロム

レッドスピネルは、ルビーやエメラルドと同じ着色元素であるクロムによって色が生じています。

3
宝石学の誕生

ルビーからスピネルを識別するところから、宝石学の科学が誕生しました。

品質係数

次の特性の評価が、スピネルの価値を決定します。

quality factors

最も高く評価されるスピネルの色は、鮮やかな赤、コバルトブルー、鮮やかなピンクとオレンジです。 淡いラベンダーのスピネルは、より手頃な価格で買い求めることができます。

クラリティ

quality factors

目に見える内包物がないスピネルが好まれます。 内包物が目立つほど、その宝石の価値が下がります。

カット

quality factors

スピネルはほとんどの場合、クッションシェイプとオーバルシェイプにカットされます。 適切なプロポーションでカットされていれば、素晴らしい輝きを生み出します。       

カラット重量

quality factors

5カラット以上のスピネルでは、上質な色を有するものがほとんどありません。 最高品質の原石の多くは、重量を保つために規格サイズではない大きさにカットされます。

スピネル品質要因:総合ガイド

研究

産出地、宝石学研究、歴史の中での宝石の役割を探求する。

ブラック不透明宝石素材を鑑別する際のいくつかの宝石学的課題

Mary L. Johnson, Shane F, McClure と Dino G. DeGhionno , 12 1, 1996 英語で詳細を読む

ロシア産のフラックス成長法による合成レッドとブルーのスピネル

Sam Muhlmeister, John I. Koivula, Robert C. Kammerling, Christopher P. Smith と Emmanuel Fritsch and James E. Shigley , 6 1, 1993 英語で詳細を読む

パキスタンの宝石; エメラルド、ルビー、スピネル

E. J. Gübelin , 9 1, 1982 英語で詳細を読む

「コバルトブルー」宝石スピネル

James E. Shigley and Carol M. Stockton , 3 1, 1984 英語で詳細を読む