スリランカ:新旧が豊かに融合した「宝石の島」


通常は、川の水流が遅く岩の下で砂利が堆積する場所で、宝石を含む砂利の採掘が行われる。 写真:Andrew Lucas/GIA
サファイア、キャッツアイ・クリソベリルなど多種多様な宝石が産出することで長年知られてきた島国のスリランカは、宝石と宝飾業界への復活に湧いています。 インドの南東沖に位置し、古代の船乗り商人の交易経路に位置したこの「宝石の島」は、カラーストーンの産地で、カッティングや熱処理の重要な拠点です。

2014年2月、GIAフィールドジェモロジストのAndrew LucasとビデオプロデューサーのPedro Paduaはスリランカに2週間滞在しました。泥まみれの鉱山作業者から煌びやかな小売店まで、スリランカの宝石とジュエリー業界の全貌を記録するという意欲的な目標を掲げていました。 業界のあらゆる側面を特集するまさに鉱山から市場への遠征で、その内容には以下が含まれました。

  • カラーストーンの採掘、カッティング、処理
  • カラーストーンの卸売取引
  • ジュエリーのデザインと製造
  • 小売と質屋
二人は、国際的な宝石とジュエリー取引の業界ニーズに応えるべく数世紀に渡る経験と近代的手法を融合した、ダイナミックな産業について知ることになります。 地元以外で採取された原石が入手し易くなったことに加え、カッティング技術の近代化、高精度な製造法、加熱処理の専門知識が相まって、スリランカは国際的なサファイア市場で著しい発展を遂げました。

この遠征には、スリランカの産業界の方々のご支援があって成り立ったものでした。後方支援、背景情報の提供、取引の経験など、多大なご協力をいただきました。 地元の宝石とジュエリー取引の全体像を伝えるため、数十年を培った知識を快く共有しつつ、我々が島と産業に接触しやすいように手配してくださいました。
 
LucasとPaduaはGIAのTao Hsu博士とスリランカの業界リーダーの2人と連携し、取材に基づいた2本のフィールドレポートとG&Gの記事を作成しました。

スリランカは何世紀にも渡り露天掘りを手法としている。 写真:Andrew Lucas/GIA

Amanda J. LukeはGIAのシニアコミュニケーションマネージャです。 GIAインサイダーと同窓生コネクト(GIA Insider and Alum Connect)の編集者であり、 The Loupe (ルーペ誌)の編集者でした。