コロンビアのエメラルド産業: 変化の風


コロンビアの鉱山で発見したエメラルドの原石をで喜んで観察する夫妻。
Muzo(ムゾ)渓谷のItoco(イトコ)川で作業をする独立した鉱山労働者。この夫妻は、Itoco(イトコ)川流域にあるMTC (Mineria Texas Colombia、ミネリア・テキサス・コロンビア社)に地元の独立した鉱山労働者が探査できるように設けられた尾鉱で作業をしていた。彼らは発見した大きなエメラルドの原石を観察している。写真撮影:Andy Lucas/GIA

GIAでフィールドジェモロジィの教育マネージャーを務めるAndy Lucasは、宝石が鉱山で発見されてから市場にたどり着くまでの旅を研究し報告します。2017年度JCKラスベガスショーで行われたプレゼンテーションでは、Lucasがコロンビアの主要なエメラルド鉱山や切削作業が行われる現場で観察した変化について発表しました。 

Lucasは、コロンビアのエメラルド産業で起きた変化の原因を探るために、エメラルドの取引に携わる地元の関係者にインタビューをしました。その結果、採鉱に対する姿勢が世代を通して変化したこと、そして政府がエメラルド産業を標準化しようとしていることが判明しました。主な取り組みは、コロンビア産エメラルドをグローバル市場で促進させるために従来の採鉱法をモダンな方法と組み合わせることに焦点を当てています。 

Lucasは、2015年10月にボゴタのエメラルドシンポジウム開催中に発表された、コロンビア政府の採鉱計画の5つの重要項目についてこのビデオで説明します。この計画は、地質学における研究およびインフラを形式化および規制し、援助するのを目的とします。また、これを達成することでコロンビアの先住民族と上場企業の間のバランスを構築することを目指しています。 

コロンビアのエメラルド産業

プレイ


GIAに入社する前、Lucasは国際的な卸売業および個人向けの小売業に従事する宝石・ジュエリーとアンティークの事業を設立・経営しました。彼は、GIAで講師としてキャリアをスタートし、その後は教育製品を開発しました。現在は、GIAにてフィールドジェモロジィの教育マネージャーとして活躍しています。彼は数多くの記事やドキュメンタリーを発表し、世界各国のセミナーで多数の講義を行いました。