Gems & Gemology(宝石と宝石学)、創刊80周年


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同誌の始まりは質素なものでした。 GIAおよび出版物の創設者であるRobert M. Shipleyは、創刊号を彼の自宅から出版しました。 Shipleyとその息子のRobert Jr.は、数多くの記事を書き、Shipleyの妻であるBeatriceが、その会社の企業管理者でした。 Shipley の視点で書かれる、「宝石商の知識と能力を伸ばす」に役立つ出版物は、徐々に進化し繁栄を迎えました。 Robert CrowningshieldやEdward Gübelinのような著名な宝石学者たちは、業界の画期的な出来事についての記事を書きました。 Richard T. Liddicoatは、Gems & Gemology (G&G、宝石と宝石学)の編集者を経て、さらに1952年にはGIAの学長に就任、前任者の先駆的伝統を引き継ぐ事となりました。 創刊より80周年を迎え、G&Gは、革新的で、かつ受賞歴を持つ研究専門誌として今でも受け継がれています。

80年以上にわたり、G&Gは宝石と宝飾品業界における重要な情報源となっています。 ダイヤモンドのグレーディングに関する革新的な記事は、1940年代前半に掲載されました。 GIAの宝石学者はラボノート欄を通じて、取引とその宝石業界を守るために役立つ、最新の処理や合成石について報告しました。

エメラルドとダイヤモンドのクラリティ(透明度)エンハンスメント。 ルビーとサファイアの最新技術による、カラーエンハンスメント。 合成ルビー、エメラルド、サファイア、そして恐らく最大の課題となる合成ダイヤモンド。 全てはG&Gのページを通して説明されました。

そしてまた一方で、新しい宝石素材であるモアッサナイトを世に紹介したり、コロンビアからモザンビークに渡り歴史的な、または新しい宝石鉱床の探索について、そして急成長した中国の養殖真珠産業や、カナダのダイヤモンド採掘について伝えました。

「80年間にわたり、G&Gは宝石素材全種類の情報についての重要な専門誌の一つとなっています。 その内容は、宝石学の科学における進化を明らかにしています」とGIA識別研究員のJames Shigleyは語ります。 G&GはDuncan Payの監修の下で進化し続けています。 同誌が、その科学的な厳密さを維持している一方でPayのビジョンは、より広い読者層、そしてより画期的な研究、調査をGIA の教育へと組み込ませる事です。

G&Gは、GIAラボが今日の重大な事柄に関して調査した、比類なき情報源によって支えられています。 これは、宝石学の研究を進める為、さらにGIAの学生や取引の専門家の育成にあたり、ユニークな媒体となっているのです。」とPayは指摘します。

80年間におよぶG&Gの全号が、www.gia.eduから無料でダウンロードできる事で、世界中に広がりを見せているのです。 宝石と宝飾品の専門家は、多様な関連記事を容易にアクセスできるのです。 また、同誌の編集者と主要な寄稿者に選出してもらった注目の10記事は、興味深く、そして明確です。 注目の記事はこちらからご覧いただけます。

歴史を指針とすると、次の80年は今までよりさらに明るいものあると言えるでしょう。