画期的な記事
Gems & Gemology(宝石と宝石学)


Placeholder Alt Text
GIAの査読審査付き季刊誌、Gems & Gemology(宝石と宝石学)は、宝石学の科学に対して広範囲に及んで影響を与えてきました。 80年の間、同誌に掲載されたレポートは科学者や研究者に情報を提供し、何世代にもわたる多数の宝石とジュエリーの専門家を教育してきました。

GIAは、雑誌の編集者や重要な貢献者に同誌の記事すべてをレビューし、特に重要であると考えられる記事を選択するよう要請しました。 この記事の宝庫をレビューした後、宝石学の知識を向上させてくれる、かつ、宝石とジュエリー業界に実用的な洞察を提供してくれる、特に重要な記事が選ばれました。

GIAが選んだ記事をご紹介します。

ダイヤモンドのカラーグレーディングの問題に対する解決法
Robert M. Shipley および R.T. Liddicoat著
1941年秋号、第3巻、 第11番、 162-167頁

Robert Shipley Sr.および Richard Liddicoat が、観察のために標準化された光源を使用することで無色から淡黄色のダイヤモンドの色を評価したそのやり方を説明します。また、等級に分けられたカラースケール(後にDからZのカラーグレードスケールとなる)に対して色をグレーディングする測色計の原型についても説明します。

GIAのダイヤモンド·グレーディング·システムは1950年代初頭に導入され、1955年にダイヤモンド·グレーディング·レポートを初めて発行しました。 現在では、ダイヤモンドの品質を評価するための国際規格となっています。



当機関の宝石取引ラボで観察された新しいまたは珍しい宝石素材
G. Robert Crowningshield著
1957年夏号 、第9巻、 第2番、 35-37頁、61-62頁

Robert Crowningshieldが初めて執筆したこのコラムには、検査のためにGIAに提出された新しく興味深い宝石素材が記載されています。 ほぼ60年後、宝石素材に関するレポートは、依然として同誌の「ラボノート」セクションで取り上げられています。



宝石の検査における分光測定の導入
G. Robert Crowningshield著
1957年夏号 、第9巻、 第2番、 46-55頁、62頁

1950年代の初頭、GIAラボのスタッフは、ダイヤモンドやカラー宝石を鑑別するために英国で先駆されていた分光器を使用しました。 その後数年の間に、Robert Crowningshield は宝石を研究するために分光器を使用する専門家の1人になり、多種多様な宝石素材のスペクトル幅の手描きのパターンの作成も手掛けました。

この記事で、Crowningshieldは、宝石学者がどのように分光器を使用するかについて説明します。 彼が描いたスペクトルの図面の複製が多数ご覧いただけます。 分光器は、現在でも宝石の検査にとって最も重要な手段の一つとなっています。



宝石の検査における観測力の増強
R.T. Liddicoat著
1962年夏号 、第10巻、 291-303頁

Richard Liddicoat は、宝石素材の性質を判断するために重要な特徴を観察する方法について説明します。 50年以上経過した現在に至っても、これらの方法は、GIAの宝石鑑別コースの不可欠なものとして重要視されています。



ダイヤモンドのカット品質の迅速な見積もり
R.T. Liddicoat著
1962年秋号、第10巻、 第11番、 323-335頁

ダイヤモンドのフェイスアップの外観は、ファセットの割合およびその関連した角度に依存しています。 Richard Liddicoatは、宝石学者が重要な比率値を推定できるようにする視覚的技術について説明します。



充填処理されたダイヤモンドの特徴と鑑別
ohn I. Koivula,Robert C. Kammering,Emmanual Fritsch, C.W. Fryer,David Hargettおよび Robert E. Kane著
1989年夏号 、第25巻、 第2番、 68-83頁

表面に到達しているフラクチャーを特殊なガラスで充填すると、クラリティの特徴を隠し、ダイヤモンドの見かけのクラリティを向上させることができます。 これは、無色およびほぼ無色のダイヤモンドに使用される最も広く普及した処理法です。 著者は、宝石学者がクラリティ処理が施されたダイヤモンドを認識するために使用できる視覚的な手がかりについて説明します。



GIA宝石取引ラボにおけるカラーダイヤモンドのカラーグレーディング
John M. King、Thomas M. Moses、James E. ShigleyおよびYan Liu共著
1994年冬号、第30巻、 第4番、 220-242頁

カラーダイヤモンドは最も貴重であり、市場で最も稀少な宝石素材のうちのひとつです。 これらのダイヤモンドの色を観察および記述するためにGIAによって使用される手順、および「ファンシーグレード」という用語の付記が、こちらで詳しく述べられています。



ルビーおよびサファイアのベリリウム拡散
John L. Emmett、Kenneth Scarratt、Shane F. McClure、Thomas M. Moses、Troy R. Douthit、Richard Hughes、Steven Novak、James E. Shigley、Wuyi Wang、Owen BordelonおよびRobert E. Kane共著
2003年夏号 、第39巻、 第2番、84-135頁

加熱は、ルビーとサファイアの色や外観を変更するために最も広く使用されている処理法です。 このプロセスは、多くの場合、表面に関連する色の累帯構造を生成するためにコランダムに特定の要素を拡散することで増強されます。 John Emmettとその他の著者が、加熱・拡散処理によりコランダムの色を作成および変更するために使用されるさまざまな過程について記述しています。



ラウンドブリリアントカットダイヤモンドの全体的なカット品質をグレーディングするための基礎
Thomas M. Moses、Mary L. Johnson、Barak Green、Troy Blodgett、Kim Cino、Ron H. Guerts、Al M. Gilbertson、T. Scott Hemphill、John M. King、Lisa Komylak、Renee M. RenitzおよびJames E. Shipley共著
2004年秋号、第40巻、 第3番、 202-228頁

ラウンドブリリアントカットダイヤモンドのカットグレーディングシステムの基礎は、さまざまなダイヤモンドを多数観測するとともに、研磨されたダイヤモンドと光との相互作用を数学的モデルにした10年にわたる研究を使用して作成されました。 このシステムは、2006年にダイヤモンド·グレーディング·レポートで表示されるようになりました。 詳細については、こちらで説明されています。



GIAラボにおけるカラーグレーディング「DからZ」のダイヤモンド
John M. King、Ron H. Guertz、Al M. GilbertsonおよびJames E. Shigley共著
2008年冬号、第44巻、 第4番、 296-321頁

著者らは、無色から淡黄色のダイヤモンドで色を評価するための重要な概念について記述しています。 カラーグレーディングは、GIAが1950年代初頭に導入したダイヤモンドの品質グレーディングシステムの不可欠なものとしていまだに重要視されています。