同窓会スポットライト

同窓生夫婦がアヴァンギャルドとアールデコ調のデザインを融合させ、ハリウッドスターの注目を獲得


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Kavant & Sharart のこのペンダントはダイヤモンドと2枚のアゲートが特徴。アゲートは、夫婦がツーソンに買付に出かけたときに購入したもの。 提供:Kavant & Sharart
二人のデザインは Cosmopolitan 誌や Marie Claire 誌の表紙に掲載されています。 これまで、ケイティ・ペリーやミランダ・ランバート、ガブリエル・ユニオン、クリステン・スチュワート、カイリー・ジェンナーといった超有名人が、二人が製作した高級ジュエリーを身に着けて写真を飾っています。

Nuttapon (“Kenny”) Yongkiettakul と Shar-linn Liew の夫妻チームで構成される、タイ拠点のデザイン会社、Kavant & Sharart は、Centurion Emerging Designer Award(センチュリオン エマージング デザイナー アワード)賞を2回、JCK Jewelers’ Choice Award(JCK ジュエラーズ チョイス アワード)賞、GIA Student’s Choice Award(GIA スチューデンツ チョイス アワード)賞および Cultured Pearl Association of America(アメリカ養殖真珠協会)の評価などを共同で獲得してきました。

歌手ケイティ・ペリーは2015年11月4日、ニューヨーク市で開催されたイベント「Change Begins Within: A David Lynch Foundation Benefit Concert(チェンジ・ビギンズ・ヴィズイン:デヴィッド・リンチ基金慈善コンサート)」でのパフォーマンスで、Kavant & Sharart の特別な作品を身に着けた。 2本指リング「Le Phoenix」は、モルガナイトとダイヤモンドが特徴となっている。  提供:Kavant & Sharart
夫妻は、デザインとジュエリーの両方を愛するセレブたちから称賛を受けていますが、その理由は主に、独自に作られた「eartux」のような革新的なデザインにあります。イヤージャケットのコンセプトからインスピレーションを得た二人は、さらに創造性を発揮し、身につけると複数のピアスをつけているように見える作品を作りました。 Victoria’s Secret(ヴィクトリアズ・シークレット)の「エンジェル」であるアドリアナ・リマが「eartux」(その他にもたくさんの Kavant & Sharat の作品)を身に着けているほか、デザイン自体が Women’s Wear Daily(ウーマンズ・ウェア・デイリー)誌やJCK 誌および W Magazine(W 誌)で特集されました。

人気の高い「Gem Gossip(ジェム・ゴシップ)」のファッションブロガー(Kavant & Sharart のファンでもある)Danielle Miele(GIA 卒業生)は、Yongkiettakul と Liew の初のコレクションを内見したとき、そのデザインに「とても感動」したと言います。

「二人はとても特別な夫婦のデュオだと思います。最良の形で互いのスタイルがうまく並び合うのです。」と Miele は言います。  

Kavant & Sharart の核となっている​​「美学と哲学」は個々のスタイルを強調させ、それを身に着ける女性たちの美学と哲学を称賛します。

「私たちは、スタイルに対する自分の感覚に革新や探求を起こしていくためには、自己に忠実であり続けることが極めて重要だと考えています。」と、GIA GG 兼 AJP の Liew は言います。 彼らの核である「美学と哲学」がそこに続くので、「身につける人が何か素敵なものを身に着けなければというニーズを満たすだけでなく、個性を強調できるような何かオリジナルなものを求める女性の思いにも、無理のないエレガントなアクセサリーの形で応える贅沢なジュエリー」を作るのだと言います。

Kenny Yongkiettakul の「アバンギャルド兼オーガニック」なスタイルは、自然と海からインスピレーションを受けており、バロック南洋真珠を特徴としたオレンジ色のサファイアとダイヤモンドのイヤリングや、黄色のサファイアとダイヤモンドのイヤリングなど Kavant & Sharart の作品を見るとその影響が見て取れる。 提供:Kavant & Sharart
「自然と海からインスピレーションを受けたアバンギャルド兼オーガニック」な彼のスタイルと、幾何学的図形からインスピレーションを受け、アールデコ調、東洋、現代のアートに根差す彼女の、スタイルとインスピレーションの違いは子供の頃からの影響を受けています。

GIA GJ、GG、AJP 兼 AJA の Yongkiettakul は、バンコクで家族が経営するジュエリー店を見ながら育ちました。この店は、同市のビクトリーモニュメントの近くに出された売り台1つという「非常に質素」な形から始まりました。 Yongkiettakul は大学で化学工学を学びましたが、卒業後は家族の事業に加わりました。

「父は私が幼いころからいつも GIA について教えてくれ、いつの日にかその名高い学校に行くのだと言われていました。」と彼は言います。 「その言葉は、私の心に植えつけられていたのです。」

Liew はシンガポールで過ごした幼い頃、ドレス製作者/ファッションデザイナーであった母について香港の織物市場や裁縫師との出会いを経験し、デザインに関わることを夢見るようになりました。

「母はプロポーションと色の概念について非常に良い選球眼を持っていました。また、細部への注意も鋭いものがありました。」と彼女は言います。 「私は母から大きな刺激を受けました。 若い頃から、デザインにおけるプロポーションとバランスの概念を植えつけられてきました。

夫妻は2003年に出会い、2007年に Yongkiettakul が GIA カールズバッドに入学するにあたり、カリフォルニアに移動しました。 Liew も間もなく、彼に続きました。

「Kenny が素晴らしい経験をしたと教えてくれ、私の関心も膨らみました。」と Liew は言います。 Liew は2007年にグラジュエイト ダイヤモンド (GD) のディプロマを取得して卒業し、後にタイのキャンパスで AJP と GG を取得しました。


eartuxは、KavantとSharartの独自のデザインである。 左上から時計回りに、ル・フェニックス・シングルクロー・ロードライトガーネットEartux、18金ローズゴールドのル・フェニックス・エンチャント・ダイヤモンドEartux、そして同デザインのパールバージョン。 提供:Kavant & Sharart
夫妻は最終的に結婚の準備を進めていたとき、二人のスタイルを一つのブランドに融合させることも決断しました。

「自分の結婚用のジュエリーを彼と一緒にデザインしていたとき、互いに一緒に仕事をしたいということを感じました。」と Liew は言います。 「二つのブランドを一つに融合することは、論理的な決断だったのです。 私たちのデザインの美学は異なりますが、あらゆる人に向けて作品を用意できるようになりました。二つの異なる美学を融合させることに何とか成功したのです。 私たちは女性と男性の視点を、一つの作品に表しているのです。」

Yongkiettakul が会社の品質管理の大部分を行い、それぞれが宝石を調達し、Kavant & Sharart のデザインが作られます。

「[私たちのキャリア]の素晴らしい点は、ジュエリーや宝石を通して、デザインへの愛を表現できることだと思います。」と Liew は言います。 「デザインをスケッチから完成品にして目に見える形にでき、その後に、お客様が購入してくださる。この達成感には非常に強いものがあります。」

Kavant & Sharart は Kenny Yongkiettakul と Shar-linn Liew の夫妻がチームとなって運営するブランド。二人とも受賞歴のあるデザイナーで GIA の卒業生でもある。 二人は GIA で受けた指導に感謝しており、今度は自分たちが GIA 在校生の力になりたいと願っている。 「友人や講師と連絡を取り続けてください。」と、Yongkiettakul は述べる。 「私たちはこれまで指導者に恵まれてきましたので、できるだけ今の GIA の学生さんのお手伝いができればと願っています。 いつでも歓迎しますよ。」提供:Kavant & Sharart
Yongkiettakul は、二人は GIA でキャリアに向けたしっかりとした準備ができたと言います。  

「GIA はこの産業に興味がある方なら誰でも、堅固な基盤を築ける場所です。 教育を通して得た知識は将来、役に立つものですが、Gems & Gemology(宝石と宝石学)のような刊行物を読んだり見本市に出向いたりするなどして、業界の最新情報に通じていることが非常に重要なことです。」と彼は言います。

GIA での学びは「集中型で早かった」が、「有意義で刺激的」だったとも言います。

「6か月という期間はとても早く過ぎ去りますから、すべてのレベルで全力を尽くしてください。 必要なリソースはすべてそこにあるのですから。」

寄稿者 Jaime Kautsky は、GIA ダイヤモンドグラジュエイトおよび GIA アクレディテッドジュエリープロフェッショナルであり、The Loupe(ルーペ)誌の副編集長を務めていました。