De Beers(デビアス)のサイト: 一部のディーラーにはまだ高過ぎ


デビアスダイヤモンドの原石
写真提供:De Beers(デビアス)
De Beers(デビアス)の新会長Mark Cutifani氏が就任してすぐの7月のサイトは、再び多くの商品(約7〜8%)が残りました。 サイトホルダー達は商品は現在の市場には高価だと述べ、銀行が貸し渋っていると付け加えました。 インドのサイトホルダーにとっては、ルピーの下落によりDe Beers(デビアス)の原石がさらに高価になっています。

サイトの規模は6月の5.85億ドル(約585億円)の割り当てと類似し、大きな価格変動もありませんでした。 
 
サイトホルダー達が割り当ての一部を購入拒否することが、課題となっています。 ダイヤモンド製造者は、利益の多くが吸収されてしまう価格圧縮/信用収縮に巻き込まれています。 原石価格は、過去3年間で研磨済宝石をはるかに超える割合で上昇しており、一部の研磨済商品はその原石よりも販売価格が低くなってしまっています。 同時に、ダイヤモンド製造業者の大半に融資するインドの銀行は、業界への信用供与を推定15%カットしています。  そのコストに加え、ここ数カ月でルピーが対米ドルで10%以上急落したため、原石の購入がはるかに高価なものとなっています。 
 
同時に、米国やアジアの小売業者は価格の譲歩を拒否し、高品質の商品よりも色やクラリティの質を下げることを望んでいます。 
 
De Beers(デビアス)の新会長でデビアスの大株主Anglo American Corp(アングロ アメリカン社)会長は、ダイヤモンド業界の課題と、収益と産出の向上を望む株主の圧力を両立させなければなりません。 
 
アフリカ:7月のボツワナで最初のダイヤモンド原石のオークションでは、一部のロットは最低落札価格を50%以上も上回って落札され、2000万ドル(約20億円)近くの収益を実現しました。 
 
デビアスサイトホルダー達より広いグループを対象とした試行販売は、Diamond Technology Park(ダイヤモンド テクノロジー パーク)に位置する政府機関のOkavango Diamond Sales(オカバンゴ ダイヤモンド セールス)により行われました。

サイトボックスと同じサイズ-5〜10カラットから小さいもので0.03~0.05カラットまで-および品質の原石約123,000カラットがオークションにかけられました。 De Beers(デビアス)が別途販売している10カラットを超える特別なダイヤモンドは含まれていません。 
 
一部のアナリストは、いくつかのロットが最低落札価格を大きく超えたことを指摘し、オークションの結果から、De Beers(デビアス)の価格設定があまりにも低いことが分かると主張しています。 オークションの価格は実質ベースで、ボツワナの2012年度の1カラットあたりの平均価格を約5%だけ上回りました。 1カラットあたり162ドル(約1万6千円)というオークションでの全体的な平均価格は、ボツワナの昨年の総産に対する1カラットあたりの平均価格(145ドル–約1万4千円)より10.5%高く、その約半分は、今年のこれまでのところの4%〜6%の価格上昇に起因しています。

カラーストーン:Gemfields(ジェムフィールズ)による高品質のエメラルド原石のオークション販売は、その延期と移転が伴い、堅調な3150万ドル(約31億5千万円)を実現しました。  583,448カラットが1カラットあたり54ドル(約5千4百円)で販売され、昨年シンガポールで開催された時よりも1カラットあたり11ドル(約1100円)強高い価格を実現しました。
 
昨年の販売はシンガポールで6月中旬に予定されていました。 しかし、カゲム エメラルド鉱山においてジェムフィールドに25%出資するザンビア政府が、国内で採掘された全ての宝石を国内で販売する通達を昨年春に発し、オークションの延期と移動を余儀なくされました。 

Gemfields(ジェムフィールズ)のCEOを務める Ian Harebottle氏 は、ザンビアの首都ルサカへ販売を移動すると大手の世界中からの買い手の多くが離れ、販売が地元の投機家に対して不安定になるとの懸念を表明しましたが、37社が販売に出席し、ほぼ全てが国際的な企業でした。 
 
ただ、3番目に大きなエメラルド産地のザンビアは、商品の一部が現地で販売される限り国外での販売を許可することを示唆しており、国外販売を許可しないポリシーを取り下げる可能性があります。 販売終了後Harebottle氏は、ルサカは世界のエメラルド取引における「主要ハブ」であると指摘しました。