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並外れた(クリエイティブな)旅路:2019年「クリエイティブなキャリア」のパネリストからのアドバイス


カールスバッドで開催された2019年ジュエリーキャリアフェアのパネルディスカッション「クリエイティブなキャリア」のパネリスト。左から:JCK magazine(JCKマガジン)およびJCKonline.comの発行者で司会を務めたMark Smelzer、Luxe Jewelry and Loan(ラックス・ジュエリー・アンド・ローン)社長兼共同創業者のBaba Blumkin、Julez Bryantでブランド開発ディレクターを務めるWade Clar, Jr.、デザイナー/金細工職人であるAlexandra Hart、Platinum Guild International USA(プラチナ ギルド インターナショナルUSA)の社長のJenny Luker、Jewelers Vigilance Committee(ジュエラーズ・ビジランス委員会)のCEO兼法務顧問のTiffany Stevens。ビデオ再生時間: 1時間21分15秒

2019年 GIAカールスバッドジュエリーキャリアフェア開催中に行われた今年のパネルディスカッション「クリエイティブなキャリア」では、「現状から脱出して、自分にもっとチャレンジしてみましょう」が、最も素晴らしいテーマであったようです。

そして、脱出するということは、このようなイベントに出席することである、とJulez Bryantでブランド開発ディレクターを務め、今回パネリストとして登場したWade Clar, Jr.は説明しました。人との新しい絆を作り、新しいことを学び、古い概念を捨てるよう出席者に伝えました。

JCKマガジンおよびJCKonline.com 発行者のMark Smelzerの司会の下で、パネリストは出席者と自らの経験を紹介しながらアドバイスを提供しました。

重要なポイント 1:快適な現状から脱出

各パネリストが辿った道には、ひとつ共通している点があります。それは、成功へと導く道は快適な現状から脱出した時に始まったということです。

Luxe Jewelry and Loan(ラックス・ジュエリー・アンド・ローン)の社長兼共同創業者であるBaba Blumkinは、創業当初、約25万ドル相当の商品を背負い、家々を一軒ごと訪問してダイヤモンドを販売していました。「要りません」と断わる人々に対する対応の仕方を学びました、とBlumkinは述べました。

金属アーティストおよびデザイナー金細工師のAlexandra Hartは、電話帳に載っていたすべてのジュエリー会社に履歴書を送り、初めての仕事に就きました。

パネルリストの中には、チャレンジとは未知のものに直面することではなく、むしろ「良い人生」と思われる状況に閉じ込められたことであった方もいました。Jewelers Vigilance Committee(JVC、ジュエラーズ・ビジランス委員会)でCEO兼法務顧問を務めるTiffany Stevensは、夢に見た法律事務所の仕事をあと数週間でスタートする矢先、自分には不向きな場所にいると気が付きました。その後の20年間、彼女は投資会社から新興企業へと転職し、苦境に立たされている女子を支援する非営利団体を設立し、小児医学研究のための助成金の申請書を作成しました。そして、最終的にJVCに参加しました。

外見が良く見えるからといって、内側も良いと感じられるわけではありません、と彼女は以前の経験について語りました。

左に立っている1人の男性と座席している3人。
Julez Bryantでブランド開発ディレクターを務めるWade Clar Jr.(中央)が、パネルディスカッション「クリエイティブなキャリア」でアドバイスを提供する。左から:JCK magazine(JCKマガジン)およびJCKonline.comの発行者で司会を務めたMark Smelzer、Luxe Jewelry and Loan(ラックス・ジュエリー・アンド・ローン)社長兼共同創業者のBaba Blumkin、Clar、デザイナー/金細工職人のAlexandra Hart。写真撮影:Eric Welch

重要なポイント 2:人脈作り

定評のある業界団体のリーダーで構成されているパネリストは、宝飾業界に関連する組織に参加することの価値、そしてこれらの組織が人脈を作り、メンターや友人を見つけるのにいかに役に立ったかについて熱心に語りました。

GIAジュエリービジネスマネジメント(Jewelry Business Management、JBM)および経営学(BBA)の学士号を取得したClarは、GIAキャリアフェアに出席したおかげで宝飾業界で初めての仕事を見つけました。卸売業でのこの最初の仕事は小売業におけるキャリアへの扉を開き、体験談を紹介するためにWomen’s Jewelry Association(WJA、女性ジュエリー協会)のパネルディスカッションに招待されました。彼はこのイベントで同じくパネリストとして出席していたWJAのメンバーであり、現在の上司であるデザイナーのJulez Bryantに出会い、後に彼の下で働くことになりました。

Clarは、人々にアプローチすることについては躊躇しない、と語ります。それは、「そのようなつながりが時折あるから」です。彼を気に入ってくれた方の企業が必ずしも採用していたわけではありませんでしたが、彼のために機会を設けてくれたのです。人脈づくりは最も困難なことであるものの、それと同時に業界で最もやりがいのあることである、と彼は説明しました。

Platinum Guild International USA(プラチナ ギルド インターナショナルUSA)およびWJAの社長であるJenny Lukerは、メンターを持つことがいかに重要であるか主張しました。彼女は、GIAで上級副社長兼最高マーケティング責任者として活躍し、先日退職したKathryn Kimmelを尊敬するメンターとして仰いでおり、Kimmelは長年にわたり彼女に手を差し伸べてくれたと語りました。

宝飾業界は人々を温かく受け入れる業界です。退職した方であなたを指導してくれるような人を見つけてみるのがよいでしょう。多くの人々がこの業界を愛しているため、業界が繁栄するのを望んでいます、とStevensは説明しました。

重要なポイント 3:一生懸命働き、興味のある物事を追求する(思っていることとは異なる可能性もある)

Hartは、叶えがたい夢について物欲しげに話している人をよく見かけます。それほど真剣にやりたいと思っているならば、すでに行っているべきです、と彼女は語ります。

Hartが情熱を抱いていることは、主に2つあります。それは、社会正義と芸術です。挑戦(または夢)となるのは、その両方を組み合わせることであると、彼女は述べました。Ethical Metalsmiths(エシカル・メタルスミス)で社長も務めているジュエリーデザイナーのHartは、「芸術的な大胆な子供」でありながら「世界中のジュエリーの人的コストを改善する」とある学生が言ったこと成し遂げています。

Alexandra Hartが毎日新鮮に一日をスタートできる理由は何でしょうか?それは、彼女が興味のある色々なことを一緒に「先導する」ことです。これらの興味が一緒になると、もっといい気分になります。つまり、快感みたいな感じです、と彼女は説明しました。

求職者に対するSmelzerからのアドバイスは、目の前にある仕事に進んで取り組み、新米としてスタートしたり、最初からやり直すことを恐れてはいけない、ということです。

Lukerも同様のアドバイスを提供しました。社会学の教授になるために勉強しながら、プラチナ ギルド インターナショナル(PGI)で受付として働いていました、と現在PGIでCEOを務めるLukerは語りました。

真の起業家精神を持っているBlumkinは、求職者は完璧な仕事を待つ必要はないと述べました。もちろん、業界で多くの経験を積んだ後、完璧な仕事を作ることができます。10の仕事を持って、それぞれの仕事で立派な業績を上げて、それから完璧な仕事を作ることができます、とBlumkinは説明しました。

HartもBlumkinの考えに賛成し、他の人の下で働くと、自分だったらどのようにするか良いアイデアが生まれる、と述べました。

Clarは、簡潔なアドバイスを提供しました。手始めに新しいことを始めて、色々な経験から実り多い結果を出すのです...厳しい年月は続きません。長続きするのはタフな人です。

座っている3人の女性。
Platinum Guild International(プラチナ・ギルド・インターナショナル USA)の社長Jenny Lukerのアドバイスに耳を傾けるHart(左)およびJewelers Vigilance Committee(ジュエラーズ・ビジランス委員会)のCEO兼法務顧問のTiffany Stevens(右)。写真撮影:Eric Welch

重要なポイント 4:毎日何か新しいことを学ぶ

これらのパネリストには共通している習慣が一つあります。それは、学習するのに時間を取るということです。

Lukerは、どんなに忙しくても、毎週金曜日の朝、業界に関する本や記事を読んだり、ビデオを見たり、海外の同僚に質問したりするために1時間費やします。この時間帯はミーティングを入れてはいけないことを皆さん知っています。この時間が私にとって重要であることを理解してくれてますから、と彼女は述べました。

Hartは、JCKやNational Jeweler(ナショナル・ジュエラー)などの業界誌を毎朝読みます。

Smelzerは携帯電話で色々な記事を読み、学ぶのを楽しんでいます。これは、リラックスしながらストレス解消になると説明しました。携帯電話で全世界の情報にアクセスできるということが2000年代の大きな利点です、と語りました。

Blumkinにとっては、学ぶ機会が毎日あります。クライアントは、いつも急いでアンティーク作品を持ち込んできます。購入するかどうか素早く判断し、取得した各作品のメーカーのマークと制作された時代を特定しなければなりません。どんなに優秀でも、あまりにもたくさんのものがあるので、すべてを知ることは不可能なのです。

ニューヨーク市出身のStevensは、課外活動に毎日参加しているようであると語りました。毎日どのように1日が終わるか分かりませんが、勝利を宣言できるようなささやかなことを見つけます。

大きなキャリアとは大きな感情を意味します。大きな感情は、あなたが間違って行っているという意味ではなくて、ただそれを成し遂げているという意味です。

編集長注記:ビデオで各パネリストの紹介を視聴するには、以下のタイムスタンプを参照してください。

Mark Smelzer:始め
Baba Blumkin: 5:50
Wade Clar, Jr.: 12:33
Alexandra Hart: 20:59
Jenny Luker: 28:04
Tiffany Stevens: 34:03

カールスバッドで開催された2019年ジュエリーキャリアフェアのオープニングセッションに関する記事を読んだり、ビデオを見ましょう。

GIAのシニアコピーライターであるPhoebe Shangは、グラジュエイト ジェモロジスト®(Graduate Gemologist®)です。


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