Gradのキャリア、現代女性を祝うジュエリーライン


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彼女が毎年行く場所のひとつ、イタリアのビチェンツァにて Bahina Jewels’ designs(バヒナ・ジュエルズ・デザインズ)用にベネチアングラスのカメオを厳選するNoëlle Vieillard-Jordi。 提供:Bahina Jewels(バヒナ・ジュエルズ)
Noëlle Vieillard-Jordi は、彼女が尊敬するアンティーク宝石とジュエリーのディーラーである新しい上司が、あるディーラーがジュネーブのオフィスに持ってきたビルマルビーを調べるのを観察しました。

彼女は勇気を出して、自分にも見させてもらえないかと尋ねてみました。

つい最近GIAを卒業したVieillard-Jordiは、ジュエリー業界で仕事を初めてまだほんの数ヶ月であり、石を間近で見るのはとても緊張しました。 広範囲におよんで受けたラボクラスでのトレーニングから、彼女は何かおかしいと感じました。

Vieillard-Jordiには、この「ビルマルビー」が合成石のように見えたのですが、上司も彼女の意見に同意しました。 彼らはディーラーに、ローカルの宝石ラボにてこの石を確認するようお願いしました。二日後、このルビーは合成石だと分かりました。  

Bahina JewelsのマネージングパートナーであるVieillard-Jordiは、「とても誇りに思いました」と言います。 「私が合成石だと気付いたのは、GIAのラボクラスでこういった石を見る機会があったということだけではなく、上司にそのことを伝える勇気もあったからなのです。」
 
スイスのベルンで生まれ育ったVieillard-Jordiは、建築家で美術史を愛する両親に、美とデザインの素晴らしさを教えられながら育ちました。 多言語を話す彼女は(ドイツ語、スイス語、英語、フランス語、スペイン語)、もともと、ローザンヌのホテルマネージメントスクール(Hotel Management School)にて国際ホスピタリティマネージメントの学士号を取得していました。  

卒業後、彼女はChristie’s Geneva(クリステイーズ・ジュネーブ)のオペレーションマネージャーとして採用されました。そこでスイスのオークションと日々の業務すべてをオーガナイズすると同時に、同社のジュネーブとチューリッヒオフィスにおける人材管理も担当しました。 彼女はChristie'sを退職し、ロレアル(L'Oreal)の高級ブランド、ケラスターゼ(Kerastase)の製品マネージャーとして1年半働きましたが、オークションで見てきた数々の素晴らしい宝石やジュエリーが忘れられませんでした。

Vieillard-Jordiの2人の友人、Christie'sの専門家と、ある有名ジュエリー会社の取締役が、GIAを調べてみるよう彼女に強く勧めました。彼女が宝石とジュエリー業界で仕事を得るには、そうする以外難しいとのことでした。

「私は何かをやると決めたら、学校であれ、雇用者であれ、ベストなものを選択します」と、Vieillard-Jordiは話します。 「流暢に話せない言語で勉強する必要があったり、主人や家族と離れて暮らさないといけないことになったとしてもです。」

そしてVieillard-JordiはGIAに入学し、ニューヨークに移り住み、宝石学の世界にどっぷりと浸かりました。 彼女は、GIAでの勉強、そしてダイヤモンド地域とオークションハウスにほぼすぐにアクセスできるニューヨークを気に入りました。

「私は年が一番上の生徒のひとりで、また、最もまじめな生徒のひとりでした。」と彼女は言います。 「宝石業界は私の未来であると確信していましたので、講師が伝授してくれるすべての知識を吸収したかったのです。」

現代女性の独立を祝うジュエリーをデザインするVieillard-Jordi と姉のAnnick Jordi。 提供:Bahina Jewels(バヒナ・ジュエルズ)
彼女は2004年、グラジュエイトジェモロジスト(GG)とAccredited Jewelry Professional diplomas(AJP、アクレディテッドジュエリープロフェッショナルディプロマ)を取得しました。 Vieillard-Jordiはほぼすぐに、ジュネーブにてアンティークディーラーの仕事を見つけました。 小さなオフィスで働くことにより、彼女は国際展示会機構やスイスの輸入・輸出プロセスから、在庫管理、ジュエリー評価まで、業界に関するほとんどすべての局面において学ぶことができました。

Annick Jordiはパリでデザインを学び、ニューヨークのFashion Institute of Technology(F.I.T.、ファッション・インスティチュート・オブ・テクノロジー)でマーケティングの学士号を、また、ジュネーブ大学で政治学の修士号を取得しています。 この2人は彼らのスキルは互いに補い合えることが分かり、そこでジュエリーラインを立ち上げることを考え始めました。喜び、美しさ、楽しみを日々の生活の中に見つけることができ、「特別な日」でなくても自分自身のためにジュエリーを買う、現代女性の独立を祝うジュエリーラインです。

姉妹でありBahina JewelsのオーナーであるNoëlle Vieillard-Jordi(左)とAnnick Jordi(右)。彼らのデザイン数点と共に。 「Bahina(バヒナ)」とはヒンディー語で「二人姉妹」という意味。写真:Guy Perrenoud、提供:Bahina Jewels(バヒナ・ジュエルズ)
姉妹の夢は、Bahina Jewels(バヒナ・ジュエルズ)を設立した2007年に現実となりました。 ヒンディー語で「二人姉妹」を意味する「Bahina(バヒナ)」は彼らの冒険精神を捕えていると、 Vieillard-Jordiは語ります。

Vieillard-Jordiは石の購入、輸出入、在庫管理を担当し、Jordiはデザインとマーケティングを担当しています。 姉妹は常に一緒に働き、世界中の展示会へと出向き、ベネチアングラスのカメオの購入にイタリアへ、また、デザインした18カラットゴールドの作品に使用するルースストーンを探しにインドへと飛びます。 Bahina(バヒナ)のデザインはスイスでの内覧会、ベルンおよびチューリッヒの高級ブティック、JCK やHong Kong Jewellery and Gem Fair(香港ジュエリー&宝石フェア)、同社のウェブサイトにてお求めいただけます。
14年間連れ添っているご主人のStephane、そして8歳と6歳の子供達とジュネーブに住むVieilliard-Jordiは、GIAの教育は「ドアオープナー」であり、彼女にぴったりのスキルを身に着け、理想的なキャリアへと進むことができたと語っています。

「GIAでは高品質の石と優れたカッティングを識別するスキルを学びました」と彼女は言います。 「しかし、ほんの小さなこと、例えばルーペの正しい使い方を知っているなどでも、ディーラーのあなたを見る目が変わるのです。」

Bahina Jewels(バヒナ・ジュエルズ)では、Vieillard-Jordiが石の購入と在庫管理を、Jordiがデザインとマーケティングを担当しています。
提供:Bahina Jewels(バヒナ・ジュエルズ)

執筆者の一人Jaime Kautskyは、GIA Diamonds卒業生およびGIA Accredited Jewelry Professional (AJP アクレディテッドジュエリープロフェッショナル)で、The Loupe(ルーペ)誌の副編集長を数年務めていました。