ナイジェリア産ブルーサファイアの新しい産地


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このパーセルの上質のブルーサファイア原石30個は、ナイジェリアのMambilla(マンビラ)地域産と報告されている。 それぞれの重さは1~5カラットである。 写真:Vincent Pardieu/GIA
最近、アフリカの新しい産地から高品質のブルーサファイアが入荷し、 バンコク市場ではかなりの話題となっています。 ナイジェリア、Taraba (タラバ)州、Mambilla(マンビラ)高原産と報告されているこれらの宝石は、サイズの大きいものがあり、100〜300カラットのものもあります。 以前に報告されたナイジェリア産の素材と同様に、これらのサファイアは玄武岩関連の二次鉱床から採掘されています。 しかしながら、今までこれらの鉱床で採掘されたものよりも、はるかに高品質なサファイアです。 この新規鉱床から、サイズ、高いクラリティ、魅力的な色、そしてカッターの視点から見た好ましい晶癖と、素晴らしい組み合わせのものが採掘されるであろうと見られています。 実際に、特に高品質な石が100万USドル (約1億円)で販売されたと噂されています。

将来の現地調査の予備調査として、GIAタイの研究室は、バンコクで信頼できる業者から、30個の上質なサファイアを選び入手しました。 見本となったサンプルは、正確に配置されたウエハーに加工され、FTIRや、UV-Vis-NIR分光法を使用して高品質の光学データを収集します。 内包物はラマン分光分析法を用いて特定され、微量元素の化学組成は、レーザーアブレージョン誘導結合プラズマ質量分析装置を用いて分析されました。

バンコクのGIAラボの新しいレポートでナイジェリア、タラバ州にあるマンビラ高原産のブルーサファイア初期の研究結果を公開しています。 一連の内包物、光学的特徴、およびレーザーアブレージョン誘導結合プラズマ質量分析装置による微量元素の分析結果は、カンボジア、南ベトナム、オーストラリアの数カ所の地域を含む、玄武石関連の鉱床産のサファイアと類似していますが、この産地の宝石のきわめて小さい「微小内包物」の組成物が産地判定要素として確実なものと判明しています。