記者発表

マラウイにおけるルビーおよびサファイアの発掘


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写真撮影: Vincent Pardieu、© GIA.
角閃岩の母岩にあるChimwadzulu鉱山の主な所有者のAbdul Mahomed。

GIAの研究員らが、アフリカで最も古く、文献がほとんど皆無の鉱山のうちの1つを探査します

カリフォルニア州、カールスバッド - 2014年11月20日 - 1958年に、ルビーおよびサファイアの鉱床が、マラウイの首都リロングウェの約145キロ南にあるChimwadzulu(チムワズル)丘で発見されました。これは、アフリカ大陸で最古の宝石の鉱床の一つですが、近年の生産についてはほとんど公表されていません。9月下旬に、GIAフィールドジェモロジストVincent Pardieu、ビデオ撮影者 Didier Gruel および遠征ゲストStanislas Detroyatが、GIAの研究活動のための試料を収集するため、そしてこの鉱床からの研究結果を記録し、共有するためにマラウイへと旅立ちました。
 
遠征中、チームはChimwadzulu(チムワズル)鉱床から産出されるルビーが角閃石、雲母やフェルスパー(長石)に関連していることを学びました。この鉱床は、近くにあるモザンビークのMontepuez(モンテプエズ)のほか、タンザニアのWinza(ウィンザ)、マダガスカルのDidy(ディディー)らのルビー鉱床と非常に似ている交代作用のある地質環境にあることを発見しました、とPardieuは語りました。Chimwadzulu(チムワズル)の鉱床はルビーやオレンジサファイアを産出することで知られていますが、主な産出物は薄いグリーンやブルー、イエローのサファイアであります。
 
2008年に、Nyala Mines Ltd.(ニアラマインズ社)がこの鉱床で作業を開始した一方、Columbia Gem House Inc.(コロンビア・ジェム・ハウス社)が、石のカッティング、マーケティングおよび販売を担当​​しました。2013年には、マラウイ出身のAbdul Mahomed が、採鉱事業の80%を取得しました。Mahomedによると、取得プロセスはすぐに完了することが期待されており、マラウイ政府と地元の組合が残りの20%を保有します。それ以来、採鉱事業が改善されており、1958年に最初に作業した地域がさらに探査されてきました。生産は、2015年に開始する予定です。地域社会を支援するために、Columbia Gem House(コロンビア・ジェム・ハウス)社はDzonze地区開発基金を設定し、Kandomaにある学校とKatsekeraにある病院を通じて鉱山の近くの二つの村を支援しています。
 
宝石やジュエリーに対する公共の信頼を確保するという使命に沿って、GIAでは、定期的に世界中の重要な宝石・ジュエリー拠点への研究調査旅行を行い、その研究結果を研究実践と教育プログラムに組み込み、また業界人や公共の人々にその結果を伝える取り組みを行っています。GIAは、これらの訪問の際に交通や情報にご協力いただき深く感謝いたします。ただし、こうした内容はGIAの商業的推奨を示すものではありません。このマラウイへの遠征から得られた研究結果は今後、G&Gの最新号および、www.gia.edu のフィールドレポートとドキュメンタリービデオで紹介されます。

GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。1950年代初頭、GIAはカラー、カット、クラリティ(透明度)およびカラット重量から成る著名な4Cを考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービス、機器の開発を通じてGIAは、最高基準の完全性、学問、科学およびプロフェッショナリズムを維持しながら、宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。