ベンチヒント#12:スパイラルカット用のゴム型の作成方法


ゴム型の渦巻状カット
ジュエリーの大量製造で使用されるマスターモデルには, シンプルな単体から複雑で多数のパーツを持つものまであります。 これらのマスターモデルから作られたゴム金型は、鋳造用ワックスでオリジナルと変わらないレプリカを再現するための鍵となります。 ゴム型をカットすること自体が職人芸です。
           
ゴム型は、メタルマスターの周囲に熱成形されます。 これが硬化したら、モデルを取り除くために型を切削しますが、この際次の重要な項目を確認します:溶融ワックスを金型キャビティを完全に充填するように上手く注入する事、および、歪みや破損することなくワックスレプリカを取り出す事。  平滑なハーフラウンドのバンド部分のゴム型をカットするのは非常に簡単ですが、ギャラリーやバスケットセッティングのリングのゴム型のカットは、特に難しい作業です。
           
今回は、金型からワックスモデルを上手く取り出せるように設計された、スパイラルカットと呼ばれる金型の切削テクニックをお見せします。
           
最初のカットを作成し、金型ロックを作成した後、湯口、モデルの側面、指穴やギャラリーワイヤーをカットします。 最後に、セッティングの上面にフラットかつ平行に横断してカットし、ギャラリーのワイヤの上部を露出させます。 マスターを離します。
           
ギャラリーのゴム上部フラット部分の内側にボールペンでスパイラル(渦巻き)を描きます。
           
ゴムに向かってまっすぐにメスの刃を入れてください。 スパイラルにそって慎重に刃を進めます。 力を入れすぎないようにしてください。 カット中、刃は上面に垂直のままであり、スパイラルカットの深さは全周囲同じでなければなりません。
           
ゴムの中にメスの刃をまっすぐに下ろします。
ゴムに向かってまっすぐにメスの刃を入れてください。 スパイラルにそって慎重に刃を進めます。 カット中,刃は上面に垂直のままであり, スパイラルカットの深さは全周囲同じでなければなりません。
次に、切り込みの深さでスパイラルの底をカットします。 これは、外側のスパイラルは解放しますが、真ん中のコアの部分は残しておくためです。 刃を進めるときは十分に注意してください。
           
切り込みの深さでスパイラルの底を切り離していきますが、中心部は残したままにしてください。

カットの深さでらせん状の底部をカットします。 外側のスパイラルを切り離しながら, 備わったセンターコアを残すことを目的としています。
らせん状のカットにより、ギャラリーケージ内のゴムの塊を中央内側から外側へ解放できます。 引っ張られている際の、ゴムが伸びて薄くなることで、金型は基本的に小さな開口部を通ってキャビティから「注ぎ」出されます。 その結果、ワックスモデルに歪みや破損が起こる事なく、ゴム型は製造工程の中で最も貴重な資産になります。

スパイラルカットにより、ギャラリーケージ内のゴムの塊が解け、中央から外側へ解放できます。
らせん状のカットにより, ギャラリーケージ内のゴムの塊を中央内側から外側へ解放できます。