ジルコンについて


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ジルコンには、多様な色がある。
無色のジルコンは、そのブリリアンスと、ファイアと呼ばれる各色の光のフラッシュでよく知られています。 この二つのジルコンの特性はダイヤモンドの特性にかなり近いため、何世紀にもわたり二つの宝石は混同されてきました。

ジルコンには、豊富な色の種類があります。 イエロー、グリーン、レッド、レッディシュ・ブラウン、ブルーというその多彩な色相によって、知識のある消費者だけでなく収集家の間でも好まれています。

ジルコン結晶はさまざまな異なるタイプの岩石内で成長するため、幅広い光学的および物理的特性を持ちます。

一部のジルコン(一般的には緑色のもの)は、他のジルコンよりもそうした特性に関してずっと低い数値を示します。 科学者達は、そうしたジルコンの結晶構造が放射性元素でほぼ完全に破壊されたためであることを解明しました。その放射性元素はジルコン中に不純物として存在することがよくあり、長い地質学的年月をかけてこの宝石の結晶構造を破壊したのです。

宝石学者によっては、高(ハイタイプ)、中、低(ロータイプ)とジルコンを三種類に分類します。 ジルコンの分類はその特性によってなされますが、その特性は結晶構造に対してなされた放射線誘発による損傷の量に直接関連しています。

ハイタイプ、つまり一般的なジルコンは、放射性元素から殆どあるいは全く損傷を受けていない完全な結晶構造を持っています。 そのため、この鉱物の通常の物理的および光学的特性を持っています。

中間にあたるタイプのジルコンでは、放射性元素により多少の構造的損傷が生じています。 このタイプのジルコンは物理的および光学的特性がハイタイプとロータイプの中間にあります。

放射性元素による結晶構造の大きな損傷により、ロータイプのジルコンははるかに低い光学的および物理的特性を持ちます。 極端な場合にはこれらの石は実質的に非結晶質となり、すなわち規則的な結晶構造を失ってしまいます。

事実上、宝飾品で使用されるジルコンはすべてハイタイプです。 興味深いことに、放射線による結晶構造の破壊は、高温でジルコンを加熱することによって幾分回復させることができます。 つまり高温加熱処理は、石の損傷した結晶構造を修復してくれます。