慈善家にとっての音楽、彫刻宝石のアンサンブル


宝石を素材に彫刻された21楽器編成のミニチュアオーケストラ「Symphony in Gemstones(宝石のシンフォニー)」は、2002年にGIA博物館の長年の後援者であるArt Sexauer氏によって、博物館のコレクションに寄贈されました。
 
トルマリンのヴァイオリンに始まり、ペルシャ産トルコ石のトランペット、ラピスのサックス、14金の弦を持つ壮大な虎目石のハープまで、各楽器が独自の特別な特徴を放っています。 コレクションのリズム体は、ブラックオニキスとクォーツ製の3つのケトルドラム、および白クォーツとブラックオニキス製の鍵盤を備えたグランドピアノによって構成されています。
 
Sexauer氏の「宝石のシンフォニー」のアイデアは、彼が1980年代初頭にTucson Gem and Mineral shows(ツーソン宝石・鉱物展)に訪問し、粗製のギターの宝石彫刻に出会ったところから発しています。 触発された彼は、Idar-Obersteinのドイツ職人の熟練の手による、完全な宝石のオーケストラの制作を思い付きました。
 
すでにトルマリンの動物彫刻の素晴らしいコレクションを持っていたSexauer氏は、宝石を素材にミニチュアオーケストラを組み立てるのにかかる時間と労力をよく理解していました。 彼は、マスター彫刻師のLothar Herrmann氏と、そのパートナーのDavid Hudson氏に制作を依頼しました。白い大理石の3層のステージに並べるオーケストラのセットを制作するのに、1年が費やされました。
 
「宝石のシンフォニー」はツーソン宝石・鉱物展、またアメリカ全土の博物館で何度か展示されました。 Sexauer氏は、同作品は世界で唯一のコレクションかもしれない、と考えています。 
 
父親がバイオリンを弾くのを聴いていた子供の頃から、音楽に深い鑑賞力があったSexauer氏は、このシンフォニーが彼が好きなもの2つを表現していると言います。 
 
「音楽は美しく、宝石も美しい。」と彼は言います。 「この2つを組み合わせれば、きっと最高に素晴らしいに違いない。」