ファンシーカラーダイヤモンドのお手入れとクリーニングガイド


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適切な手入れによって、ファンシーカラーダイヤモンドを「永遠な」ものとすることができる。 - Robert Weldon
硬度
宝石や鉱物の硬度はモース硬度スケールで測定されます。 この硬度スケールは、1812年にドイツの鉱物学者Friedrich Mohs(フリードリッヒ・モース)が10種の鉱物を選び、1つの鉱物が他の鉱物によって傷つけられることの相対的な容易さまたは困難さに基づいてこれらの鉱物に数字を割り当てたことが発祥です。 しかし、モース硬度には紛らわしい面もあります。 モース硬度を代表する鉱物間の硬度の間隔は均等でありません。 例えば、ダイヤモンドは数字上ではコランダムとはたったひとつしか離れていませんが、コランダムの宝石よりも何倍も硬いのです。 ダイヤモンドに傷をつけられるのは、ダイヤモンドだけです。
 
モース硬度表には示されていないが、ダイヤモンド業界にとって同様に重要な事柄として、ダイヤモンドはそれがセットされるいかなる貴金属に対しても傷をつけることができてしまう、ということがあります。 つまりダイヤモンドがゆるくセットされている場合、時間の経過とともに爪が摩耗してしまうことになります。
モース スケール
モース硬度表でダイヤモンドは最高の10と評価される。

靱性
ダイヤモンドも含めどのような宝石でも、しかるべき箇所に十分な衝撃を受けると割れが生じます。 靭性は、衝撃への耐性や、破断や欠け、割れに対する抵抗の尺度です。
 
ダイヤモンドは原子が緊密に結合している方向にはより強靭ですが、結合がゆるい方向では靭性は劣ります。
 
最も靭性の弱い方向は、原子同士が最も遠く離れています。 この方向ではダイヤモンドは容易に破断し、これは劈開方向と呼ばれます。 カット職人は、劈開方向に鋭く叩くことでダイヤモンド原石を分割することができます。 カット後であっても、大きな衝撃によってダイヤモンドは劈開やフラクチャーを生じることがあります。 これはセッティング工程中や着用中に、あるいは誤って別のものに当たったりすると起こる事があります。

安定性
安定性はダイヤモンドが温度変化や化学薬品にどれだけ抵抗力があるかを表す用語です。 ダイヤモンドは非常に安定しています。 まずひとつに、ほぼすべての酸に対し耐久性があります。 また、カット工程には大量の熱が発生しますが、通常ダイヤモンドは影響を受けません。 ダイヤモンドの安定性をより脅かす状況としては、突然の極端な温度変化を伴なう場合です。 これらの変化では熱衝撃が発生し、新たなフラクチャーや劈開を生じたり既存のフラクチャーや劈開が拡大する場合があります。
 
ダイヤモンドは約850℃(1562°F)で燃焼します。 住宅火災や彫金用のバーナーは、その温度に達することがあります。 ジュエリーの修理の際にベンチジュエラーは、バーナーの高温の炎からダイヤモンドを保護する特定の方法を用いて作業することができます。

クリーニング
ダイヤモンドは糸くずの出ない布、市販の宝飾品用洗浄液、家庭用洗剤で安全に洗浄することができます。
 
家庭用でも刺激の強い洗浄方法は推奨しません。 例えば粉末状の家庭用研磨洗浄剤、超音波洗浄器、スチームクリーナーなどです。