ムーンストーン品質要因


ムーンストーンペンダント
最高品質のムーンストーンは、美しいプラチナとダイヤモンドのペンダントアクセントを追加します。 ムーンストーンは、何世紀にもわたって、デザイナーや宝石愛好家を魅了してきました。 - 提供 David Humphrey(デビッド・ハンフリー)
バイヤーがムーンストーンを選ぶ際は、3つの主な要素である、ボディカラー(背景色)と、光沢の色と方向を調べます。
 
ムーンストーンは、ブルー、シルバーあるいはホワイトの青色閃光効果をもつ、半透明〜不透明、無色〜白に及ぶ外観を呈しています。 ムーンストーンのボディカラーには幅広いものがあります。 その色域は、グリーン、イエローからブラウン、またグレーからほぼブラックに至ります。 青色閃光と共に、あるムーンストーンはキャッツアイ効果とも呼ばれる「シャントヤンシー」を呈しています。 星彩効果と呼ばれる、4つの光線からなる星を示しているものもあります。
 

その長い歴史の中で、人々が合意している最も好ましいムーンストーンの品質は、目に見える内包物のない、無色、半透明から透明に近い外観、取引では「青い輝き」として知られる鮮やかなブルーの青色閃光を放っていることです。 最高級のムーンストーンは、モバイル、エレクトリックブルーのきらめきを持つガラス質純度のものです。

青色シーン効果の見られるムーンストーンカボション
トレードショーのブースの展示ライトの反射により、ムーンストーンのカボションは、美しいブルーの光沢を表しています。 - Temple Trading Company (テンプル貿易)提供
ボディカラーはほぼ無色で、イエローやブラウン、または魅力のないグリーンの色味があってはいけません。 青色閃光は、理想的には、青でなければなりません。 その光沢はカボションの真上にあり、いろいろな角度から容易に見えることです。 ムーンストーンの青色閃光が限られた範囲でしか見えない場合、その価値は下がってしまいます。

ムーンストーンの地色
ムーンストーンのボディカラーは様々です。
1997年、南インドの鉱山労働者が、取引において「パロットグリーン」と描写されている、明るいグリーンのボディカラーをもった新種のムーンストーンを発見しました。 ムーンストーンの特徴的な青色閃光が、このグリーンの海に浮かんでいます。 この宝石は、淡いイエローの多色性(異なる結晶方向で異なる色を示すものに使われることば)も持っています。

今日の人気のムーンストーンの色のバリエーションには、ピーチと呼ばれるオレンジからイエローのものもあります。
 
クラリティ
良質のムーンストーンは、ほぼ透明で、可能なかぎり内包物がないものです。 内包物は、青色閃光を妨げてしまう可能性があります。

ムーンストーンの特徴的な内包物には、「ムカデ」と呼ばれるわずかな応力で生じる亀裂が含まれています。 このように呼ばれているのは、これら亀裂が多足の細長い生き物の様に見えるからです。

ムーンストーンのムカデ状インクルージョン
最も典型的なムーンストーン内包物は、宝石学者がムカデと呼ぶ応力亀裂です。
カット
ムーンストーンは、ストランドのビーズとして成形されることがありますが、これまでで最も一般的なカットスタイルは、その驚くべき色や多様な色彩を最大限に表示できるカボションの形です。 ムーンストーンのカボションは通常楕円形ですが、カッターにより時折、四角形ベースの角度のあるカポションであるテーパーシュガーローフ などの興味深い形状のカボションも提供されています。

カボションとしてカットされたムーンストーンの場合、寸法は​​均一で、その側面が平坦すぎてはいけません。 極めて平坦なカボションは、あまり光沢を表わすことがなく、ほとんど価値がありません。

ファセットカットされたムーンストーンも一般的になってきました。 カットにより輝きが高まり、潜在する内包物を見えにくくできる傾向にあります。

ローズカットムーンストーン
この珍しいムーンストーンのスイートは、アンティークのダイヤモンドジュエリーで最も頻繁に見られるローズカットを採用しています。 - Akiva Gill Co.(アキバ・ギル株式会社)提供
ムーンストーンは、カメオや宝石の名前に乗じた人気の「マン·イン·ザ·ムーン」の顔など、装飾ジュエリーのエレメントの彫刻用として人気があります。 彫刻の凹凸面には、青色閃光の動きが、楽しく複雑で生き生きとした効果の作成に取り入れられています。

カラットの重量
ムーンストーンは、幅広いサイズとカラットで提供されます。 上質な素材は、より大きなサイズに対して不足してきています。

様々なサイズとカラット重量のムーンストーン
大きな上質のムーンストーンは非常にまれで、比較的貴重です。