バレンタインデーのアイデア: 赤い宝石


バレンタインデーには赤い宝石を。 赤い宝石の世界は魅力的です。 ホットでセクシー、自信に溢れていて情熱的... そして飽きることがありません。 赤い宝石それぞれに独自の個性があり、それがひとつひとつのファセットから輝き出ます 。
 
バレンタインデー向けに赤い宝石の購入を検討する場合、魅力的な選択肢はいくつもあります。その中であなたにぴったりなものが見つかるでしょう。 宝石学における世界的権威であるGIA (Gemological Institute of America)のカラーストーンの専門家から、最も人気のある4つの赤い宝石について、以下に簡単に紹介します。
 
ルビー: 赤色宝石の王様
ミャンマーやマダガスカル、東アフリカ、スリランカといった、世界でもエキゾチックな場所から採掘されるルビーは、紛れもなく赤色宝石の王様です。 ルビーならではの赤色には幅があり、淡い(ピンクがかった)色から暗くビロードのような赤、そしてその間のより明るい赤など、さまざまです。 そしてルビーは非常に硬く、 硬度(引っかきに対する耐性)はダイヤモンドに次ぐ2番目の高さです。
 
では、ルビーの最高の色はどれでしょうか? それは、この魅力的な宝石を身につけるであろうあなたに語りかけてくる色です。 様々な赤色のルビーを見て、最もあなたに似合うものを探してください。 鮮やかなルビーが最高品質と考えられていますが、それらは稀少なため、より高価になることに留意してください。
 
スピネル:ザ・グレートプリテンダー(間違われた偉大な宝石)
GIAのカラーストーンの専門家は、世界中の王室の有名な「ルビー」のうちかなりの数が実際にはスピネルであることを指摘しており、その中には英国のクラウン ジュエル(王冠の宝石)もあります。 スピネルは、何世紀にもわたってルビーと間違われてきました。

現在ではスピネルそのものの真価が認められていて、スピネルのファンはそのブリリアンスと高い硬度を評価しています。 また、ファンたちはこの石の豊かな赤色にも魅了されていますが、スピネルは他にもさまざまな色があります。 耐久性があり、価格が手頃なだけでなく、珍しい宝石でもあります。 採掘地は、ミャンマー、スリランカ、タンザニア、タジキスタン(旧ソ連の一部)、ベトナムなどです。
 
ガーネット:よく知られている宝石
ガーネットには様々な色がありますが、赤色が最も好まれます。 また、豊富で価格も手頃です。 ガーネットは耐久性がとても高いので、日常使いに適しています。
 
赤色のガーネットは3種あり、アルマンディン、ロードライト、およびパイロープです。 アルマンディンガーネットは、中間的な赤色です。 ロードライトは、パープルやラズベリーのニュアンスを含む赤色です。 パイロープは、ギリシャ語の「炎のような目をした」という意味のpyropusに由来し、最も暗い赤色のガーネットです。 最高級の石は、燃えるような赤色を示します。 ガーネットは東アフリカやインド、スリランカで採掘されています。
 
トルマリン:カラフルな宝石
このカラフルな宝石は、GIAによると、他のどの宝石の変種よりも、多くの色や色の組み合わせで産出します。 トルマリンの中で、赤色のものはルベライトと呼ばれています。 ルベライトはとても手に入りやすく、大きなサイズもあるため、コンテンポラリー ジュエリーにも好んで使われています。 主な産地はブラジルとナイジェリアです。
 
宝石を購入する際は、Graduate Gemologist(グラジュエイトジェモロジスト、GG)またはAccredited Jewelry Professional(アクレディテッド ジュエリー プロフェッショナル、AJP)などの、GIAによる資格をもつジュエラーを利用することをお勧めします。 またGIAは宝石の真贋を確認するために、ここで説明した事項などを含めた宝石の鑑別レポートを提供しています。