記者発表

GIA、Tawfic Farah記念奨学金を発表


Tawfic Farah(タウフィーク・ファラー)
画像:© GIA
Tawfic Farah、元GIA国際事業副社長

当機関は、29カ国で151名の学生に対しても奨学金を支給しています

カリフォルニア州、カールスバッド - 2014年1月14日 - GIA(Gemological Institute of America)は2014年6月15日より開始するTawfic Farah記念奨学金について発表しました。年間奨学金は、必修のダイヤモンド グレーディング、カラーストーン グレーディングそして宝石鑑別ラボクラスをはじめとする、グラジュエイトジェモロジスト(GG)ディプロマの取得を求めるキャンパス内の学生に対して与えられる授業料全額免除の奨学金です。奨学金は、まず最初にムンバイのGIAのキャンパスの学生を対象とし、次の年からGIAの世界のキャンパス全体をローテーションします。申請期間は毎年10月31日までとし、GIAのホームページgia.edu/scholarshipsに掲載されます。
 
2013年5月に亡くなったGIA国際事業副社長のTawfic Farahは、GIAのサービスのグローバル展開とアフリカの教育と選鉱に献身的に取り組み、アフリカと中東における強固な関係を構築することによって、当機関の使命に対し永続的かつ重要な貢献をしました。ユーモアと思いやりに支えられた情熱と推進力で、10年間、GIAとグローバル市民のために務めました。
 
Tawficは、世界中の宝石・宝飾業界に関わるコミュニティにGIAの教育プログラムを取り入れる働きにより、学生や業界メンバー両者において、数えきれないほどの人々を助けました。同氏は、政府とGIAの関係を構築し、それ以前にはほとんど存在しなかった機会や選択肢を創出しました、とGIAの社長兼最高経営責任者(CEO)であるSusan Jacquesは語りました。TawficがGIAに寄与したビジョンに沿って、我々は、同氏の個人的な情熱を反映し、我々の業界の一部である社会に対して同氏が施した偉大な貢献を続けることで同氏を称えます。常に積極的で活気に満ちていた同氏の存在が、非常に惜しまれます、と続けました。
 
2014年1月、同協会は、29カ国の151人の学生に2013年秋の奨学金を授与しました。合計50万ドル以上の奨学金は、宝石学や宝飾品における業界関係者やこれから志すプロフェッショナル方々に対し質の高い教育を提供するというGIAの目標に一致するものです。個人寄贈者とGIAの寄付基金によって支えられるこれらの奨学金は、GIAの提供するものを更に広めることに貢献しています。奨学金受領者は、バンコク、カールスバッド、香港、ロンドン、ムンバイ、ニューヨーク、台湾のキャンパス内のクラス、ドバイのGIAの支部、そして通信教育のeラーニングコースの受講資格があります。
 
2013年にGIAは、世界中で190人の学生に60万ドルに近い奨学金を授与しました。

GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。1950年代初頭、GIAはカラー、カット、クラリティ(透明度)およびカラット重量から成る著名な4Cを考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービス、機器の開発を通じてGIAは、最高基準の完全性、学問、科学およびプロフェッショナリズムを維持しながら、宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。