GIAのナレッジ セッション、持続可能性と倫理の重要性を読み取る
業界の専門家による非常に重要な議論
カリフォルニア州、カールスバッド– 2020年11月20日 – 「ジュエリーにおける持続可能性とは何か、なぜ持続可能性を気にかける必要があるのか」と疑問に思ったことがありますか。先日行われたGIAのナレッジ セッションでは、専門家が経験と専門的知見に基づいた豊富な知識を紹介しました。こちらのナレッジ セッションをご覧いただくと、その疑問について詳しくご理解いただけます。11月12日に行われたウェビナーは、倫理的に調達された素材に対する消費者の需要、持続可能性と倫理の重要性、宝石とジュエリーのサプライチェーンにおける透明性に関する洞察を提供しました。パネル ディスカッションの録画は、こちらからご 覧いただけます。
この非常に重要なパネル ディスカッションでは、作家兼ジャーナリストのMelanie Grantが司会を務め、彼女の著書『Coveted: Art and Innovation in High Jewelry(誰もが望むもの:ハイジュエリーの芸術と革新)』で議論されたトピックを専門家のパネルと共に探求しました。
GIAの社長兼最高経営責任者(CEO)であるSusan Jacquesは、逸話を織り込みながら教育がいかに重要であるかを強調し、透明性がもたらす価値の向上について説明しました。「(GIAのダイヤモンド オリジン レポートに関して)母なる自然の中でも最も素晴らしい宝物の1つである、10億年以上前に形成された天然ダイヤモンドを購入する消費者は、そのダイヤモンドが辿った旅、そして採鉱が行われたコミュニティに与えたプラスの影響についてもっと学ぶことができるようになりました…これは、消費者がこれまでにない方法でその製品が辿った旅を理解できるように、消費者を教育し、ストーリーを伝えるのに役立っています。」
Eco-Age(エコ-エイジ)の共同創設者兼クリエイティブ ディレクターおよびGreen Carpet Challenge(グリーン カーペット チャレンジ、GCC)の創設者であるLivia Firthは、「宝飾業界は過去の教訓から学び、そこから構築されており、… ダイヤモンドの採鉱方法に関する詳細な計画を実際に作り上げています」と語り、透明性の向上とこの業界の改善についてのトピックについて掘り下げました。
ジュエリー デザイナー兼アート ディレクターのAlexandra Morは、業界が持続可能性と倫理に対する意識と改善に向けてどのように取り組んでいるかを説明し、「試しているのではなくむしろ進化の一部としてそれを捉えています。私たちが行ってきたやり方の進化、そして人類としてどのように発展していくのかにおいて、この課題と時点に注目しています。これは私たちの旅の一部です…間違っていることや悪いことではありません、今日それに取り組むことが、明日に向けてより良い結果を生み出すチャンスとなります」と語りました。
Mineralogical and Geological Museum at Harvard University(ハーバード大学鉱物学地質学博物館、MGMH)のキュレーターであるRaquel Alonso-Perez博士は、「教育は知識と私たちの行動の中核を成します…宝飾業界は、持続可能性と持続可能な慣行に対する意識を高める大きな可能性を秘めています。その可能性はまだ完全に活用されていないと思います」と指摘しました。
「私たちの今日の行い、現在の行動は、地球そして将来の世代に影響を与えます」とMorが述べたように、持続可能性と倫理を実践するのは、私たち一人一人の責任です。
宝石の起源、ラボラトリー グロウン ストーン、フィールド ジェモロジィでの新しい発見など、今日の宝石学における最も多様で重要な問題を毎週紹介するGIAナレッジ セッションにご参加ください。今後のウェビナーへのご登録および以前のウェビナーの録画については GIA.edu/knowledge-sessions-webinarをご覧ください。