記者発表

Okavango Diamond Company(オカバンゴダイヤモンド社)、ボツワナ産ダイヤモンドを提供するためにGIA M2Mを試行


選択された原石が、M2MプログラムのためにGIAによって処理される予定です

カリフォルニア州カールスバッド – 2018年6月29日 – 本日、GIAはOkavango Diamond Company(オカバンゴダイヤモンド社、ODC)がGIAのM2Mプログラムに参加していることを発表しました。試行プログラムの取り組みの一環として、M2MプログラムのためにGIAが評価したODCダイヤモンド原石が、ODC2018年7月スポットオークションで提供されます。
 
M2Mプラットフォームによって、ODCそして私たちのお客様がボツワナのダイヤモンドの誇り高い遺産と歴史に関する物語やそれらが社会に貢献するポジティブな点を消費者と分かち合うことができるようになりました、とODCの常務取締役、Marcus Ter Haarは述べました。これはダイヤモンドの産地を確認する上で重要なステップとなり、お客様や小売業者そして最終的には消費者にとって役に立つことになると私たちは期待しています。
 
そして、この試行プログラムにより、参加するODCのお客様に、購入するM2Mの原石を研磨したものが本物のボツワナ産であると最終的に認定されることを確認できる利点をもたらします。最終消費者には、研磨されたダイヤモンドが天然のものであり、ダイヤモンドが何百万の人々の生活に深遠な影響を与え続ける倫理的な生産国から供給されたものであるという保証を提供します、と続けました。
 
消費者は、購入するダイヤモンドの起源について大きな関心を示しています。M2Mプログラムにより、小売業者そして最終的には消費者が、研磨された石が辿った旅について学ぶことが可能となり、バリューチェーンでのそれぞれの段階でその石の物語が追加されます。また、このM2Mプログラムのため、研磨された石の個々の特性、およびその石が辿ったユニークな旅を、従来のグレーディングレポートとともに、モバイルアプリやスマートカード技術を使用して消費者と分かち合うことができます。
 
私たちは、この試行プログラムの一環として、ODCがM2Mプログラムへ参加したことを非常に嬉しく思っています。多数の小売業者や製造業者が参加しており、GIAはこの取り組みの一環として多くのダイヤモンド生産者に貢献し続けています、とGIA執行副社長兼最高ラボ・研究責任者のTom Mosesは語りました。
 
M2Mは、ダイヤモンドの旅の素晴らしい物語を語るバリューチェーンにおいてそれぞれの段階での情報を持って結果的にできた研磨ダイヤモンドにダイヤモンド原石を科学的に照合させるGIA独自の能力を結集したデジタルプラットフォームです。このプログラムで別の試行段階を完了したGIAは、1カラットから100カラット以上までの数多くのダイヤモンド原石を処理してきました。
 
オカバンゴ ダイヤモンド社(ODC)は、ボツワナ政府が所有する国営のダイヤモンド原石マーケティング企業です。ODCは、ボツワナから産出された様々なダイヤモンド原石の供給を調整するために世界各地の顧客にオープンアクセスを提供しています。Debswana(デブスワナ)鉱山による生産の15%の所有権を持つODCは、年間5億ドルを超える売上高があり、市場にとって重要なサプライヤです。詳細については、info@odc.co.bwをご覧ください。


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。1950年代初頭、GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット重量で有名な 4C を考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の完全性、研究活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。