記者発表

GIA、ラボラトリー グロウン ダイヤモンドの報告に注力する


GIAによる新しいLGDRでは、4Cのカラーとクラリティの特徴を記載。上の写真は、デジタル専用のGIAラボラトリー グロウン ダイヤモンド レポート。写真提供:GIA。
GIAによる新しいLGDRは、4Cのカラーとクラリティの特徴を報告する。上の写真は、デジタル専用のGIAラボラトリー グロウン ダイヤモンド レポート。写真提供:GIA。

GIAによる新しいLGDRは、4Cのカラーとクラリティの特徴を報告します

カリフォルニア州カールスバッド– 10月13日 - ラボラトリー グロウン ダイヤモンドに対する消費者の関心が高まる中、GIAは、「GIAによるLGDR」を紹介し、消費者を保護するという使命を推進しています。LGDRとは、ラボラトリー グロウン ダイヤモンドに対して提供される4つの新しいデジタル専用レポートであり、ラボラトリー グロウン ダイヤモンドに対してGIAレポートで以前使用されていた記述用語およびグレーディング等級の代わりに4Cのカラーとクラリティの特徴を記載します。
 
GIAの社長兼最高経営責任者(CEO)のSusan Jacquesは、「ラボラトリー グロウン ダイヤモンドに対して提供されるGIAのレポートの進化は、消費者の皆様を保護するというGIAの使命と完全に一致しています。宝石やジュエリーを購入する方ならどなたでも、それが天然であってもラボラトリー グロウンであっても、GIAのレポートで提供される情報、信頼、保護を期待しており、それは当然のことです」と述べました。
 
本日、10月13日に利用可能となったGIAによる4つのLGDRレポートは、天然ダイヤモンドのためのGIAの有名なグレーディング レポートとは完全に異なる、一新されたデザインとフォーマットを特徴とします。
 

  • GIAラボラトリー グロウン ダイヤモンド レポートには、DからZカラーの0.15カラット以上のラボラトリー グロウン ダイヤモンドの4Cにおけるカラーとクラリティに関する記述およびクラリティとプロポーションに関するプロット図が含まれています。

  • GIAラボラトリー グロウン ダイヤモンド レポート - Dossier (ドシエ)には、DからZカラーの0.15~1.99カラットのラボラトリー グロウン ダイヤモンドの4Cにおけるカラーとクラリティに関する記述およびプロポーションに関する図が含まれています。 

  • GIAラボラトリー グロウン カラー ダイヤモンド レポートには、0.15カラット以上のラボラトリー グロウン カラー ダイヤモンドのGIAによるカラーとクラリティに関する記述およびクラリティとプロポーションに関するプロット図が含まれています。

  • GIAラボラトリー グロウン カラー ダイヤモンド レポート – 色の鑑別には、ラボラトリー グロウン カラー ダイヤモンドの色の特徴が含まれています。

ラボラトリー グロウン ダイヤモンドのカラーとクラリティに関する特徴は、天然ダイヤモンドのGIAグレーディング レポートと同じスケールで記述されていますが、これらは自然界における一連の希少性とは関連性がありません。
 
新しいレポートの料金は天然ダイヤモンドの料金と同じです。該当する場合、刻印サービスに追加料金が加算されます。料金一覧は、GIA.edu/gem-lab-fee-scheduleでご覧いただけます。
 
GIAは、消費者が購入している製品を明確に理解できるように、天然ダイヤモンドとラボラトリー グロウン ダイヤモンドの違いを消費者と小売業者にこれからも通知・ご案内するよう努めていきます。各LGDRレポートには、GIAのウェブサイト(GIA.edu/LGDR)のカスタム ランディング ページにリンクされるQRコード があります。このページは、ラボラトリー グロウン ダイヤモンドとは何か、どのように製造されるのか、GIAはどのようにこれらを鑑別するのかなど、包括的で興味深くダイナミックな情報を提供しています。
 
新しいLGDRレポートには、その石が化学蒸着(CVD)または高圧高温法(HPHT)法のどちらによって製造されたか、そして色を変えるために製造後に処理が行われた可能性があるかどうかが記載されます。
 
GIAに提出されるすべてのラボラトリー グロウン ダイヤモンドには、消費者が天然ダイヤモンドから明確に区別できるように、GIAレポート番号および「Laboratory-Grown(ラボラトリー グロウン)」という言葉がレーザーで刻印されます。すでに「laboratory-grown(ラボで製造)」、「 laboratory-created(ラボで作られた)」、「man-made(人工)」、「synthetic(合成石)」または「[manufacturer name]-created([メーカー名]が作成した)」と刻印されている石が提出された場合は、レポート番号のみが刻印されます。


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット ウェイトからなる有名な4Cを考案し、さらに1953年にはダイヤモンドの品質の基準として世界中で認知されているインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™を開発しました。
 
研究、教育、宝石学ラボ サービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の誠実性、学術活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。