記者発表

宝飾業界の先駆者Kathryn Kimmel、GIAを退職


Kathryn Kimmel。前回のGIAジュエリーキャリアフェアにて。
Kathryn Kimmel。前回のGIAジュエリーキャリアフェアにて。

カリフォルニア州カールスバッド – 2019年8月27日 – 上級副社長兼最高マーケティング責任者のKathryn Kimmelは、8月30日にGIAを退職します。29年間、GIAおよび消費者を保護するというGIAの使命に対して多大に貢献し、永遠に残る見事に素晴らしいレガシーを築きました。
 
Kathrynは、非常に多くの女性や男性のために宝石・宝飾業界の扉を開き、数多くの機会を作りました。彼女の草分け的な精神と粘り強さのおかげで、GIAの学生や宝石・宝飾業界で知識、開発、進歩を求めている数万人の業界の専門家のために毎年開催されるGIAJewelry Career Fairs(ジュエリーキャリアフェア)を設立することができました。ダイヤモンド、カラーストーン、真珠に関する、独立して信頼できる研究に基づいた知識を持って彼らに接する洞察力とやる気が彼女にはあったので、世界中の何百万人もの消費者が宝石や宝飾品の購入に自信を持てるようになりました、とGIA社長兼CEOのSusan Jacquesは述べました。
 
Kimmelは、GIAの国内外のマーケティング、広報、コミュニケーション奉仕活動を方向付ける上で重要な役割を果たしました。ダイナミックかつインタラクティブで貴重なコンテンツを掲載するように設計され、消費者と宝飾業界に焦点を当てたウェブサイトを提供することで、GIAの存在感をネット上で高める責務を担いました。彼女の最も輝かしい功績は、GIAで継続的に行われている消費者奉仕活動キャンペーンを開発したことです。このキャンペーンにより、消費者は、ダイヤモンドの品質を示す4Cおよび信頼して購入できる証となるGIAの独立した宝石鑑別およびグレーディングレポートの重要性を理解できるようになりました。
 
Kathrynの専門知識、指導、そしてGIAの使命に対する絶え間ない貢献のおかげで、今日のGIAがあります、とGIA取締役副社長兼ラボ・研究主任責任者のTom Mosesは述べました。
 
また、1991年にGIA ジュエリーキャリアフェアを設立し、宝飾業界で才能溢れる新入社員を募集している企業とやる気のあるGIA卒業生やその他の熱心な専門家を結び付けてきました。このイベントは、過去28年間で成長し、現在カールスバッド、インド、ラスベガス、ロンドン、ニューヨークで開催されています。同年、KimmelはGIAのInternational Gemological Symposium(国際宝石学シンポジウム)の共同議長となり、カールスバッドで2018年10月に開催された最新のシンポジウムを含む6つのシンポジウムではリーダーとして活躍していました。
 
GIAを離れても、私の心はこれからもずっと学生たちの傍にいると思います。学生がGIAで勉強したり、GIAのジュエリーキャリアフェアに来たり、業界のリーダーになるのを見ることが、私の仕事の中で一番やりがいのあることの一つでしたから、とKimmelは述べました。
 
Kimmelは、宝飾業界に貢献した数多くの功績のため高い評価を得ました。YWCAの女性と産業に対する功労賞(TWIN)、AGS功労賞、GIA Richard T. Liddicoat Award功労賞、24 Karat Club(24カラットクラブ)最優秀サービス賞、WJA広報最優秀賞、AGSトリプルゼロ賞を受賞しました。また、WJA殿堂入りも果たしています。

宝飾業界では第3世代目として活躍するKimmelは、この業界の数多くの分野で幅広い経験を積みました。小売業では南カリフォルニアのAnthony Geml Jewelers(Anthony Gemlジュエラーズ)のマネージング・ディレクター、製造業では、受賞歴のあるデザインおよび製造会社のNova Stylings(ノヴァ・スタイリング)のカスタマーサービスマネージャー、そして後にマーケティングおよびセールス担当副社長を務めました。また、Women’s Jewelry Association(女性ジュエリー協会)の創立者であり、理事を20年間務めました。ロサンゼルス支部では支部長を務めた経験もあります。さらに、Jewelry Industry Council(ジュエリー産業評議会)の全国理事会および南カリフォルニアの24カラットクラブの理事会でも活躍しました。


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット重量からなる有名な 4C を考案し、さらに1953年にはダイヤモンドの品質の基準として世界中で認知されているインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™を開発しました。
 
研究、教育、宝石学ラボ サービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の完全性、学術活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。