記者発表

GIA理事John W. Valley博士、GSA会議で栄誉を受ける


Dr. John W. Valley, GIA Governor and professor at the University of Wisconsin–Madison, pictured above in a blue shirt and tie. Photo by Eric Welch/GIA.
GIA理事兼ウィスコンシン大学マディソン校教授John W. Valley博士は2017年10月に開催された米国地質学会の総会で栄誉を受けた。写真撮影:Eric Welch/GIA

彼の名に因んで「valleyite」と名付けられた新鉱物種

カリフォルニア州、カールスバッド – 2017年10月31日 – GIA理事会の理事、John W. Valley博士がワシントン州シアトル市で開催された2017年10月米国地質学会(GSA)第129回年次総会において同位体地球化学に貢献したとして評価されました。仲間の科学者たちは2日間にわたるシンポジウムで彼の働きを称え、彼の名前に因んで名付けられた新鉱物種「valleyite」の発見についてのプレゼンテーションで会は締めくくられました。
 
「John Valley 氏の素晴らしい働きとその功績が認められたことに対して GIA一同よりお祝いを申し上げます」と、GIA社長兼CEOのSusan M. Jacquesは述べました。「当理事会にこのように広く認められた優れた科学者がいらっしゃることを光栄に思います。」
 
シンポジウム「John W. Valley博士の冥王代から完新世に至るまでの地球化学だけでなくそれを超える分野に対する貢献のお祝い」は Valley 博士とその業績に対するものでした。GIA理事のBarbara Dutrow博士(ルイジアナ州立大学の地質学および地球物理学の著名な教授)など44名の科学者のほか、Valley博士の元学生ならびにポストドクトラルフェロー20数名が研究を要約発表し、その大半はValley博士が始めた研究に基づいたものでした。最終プレゼンテーションでは、Valley博士に因んで名付けられた新鉱物種「valleyite」について話し合いました。Valleyiteはアイダホ州レックスバーグ近くのMenan Volcanic Complex(メナン火山複合体)で後期更新世玄武岩(火成岩)岩滓に見つかった磁性鉱物です。
 
「学者の最大の成就のひとつは教えや助言を授けた人々の成功を目にすることです」と、Valley博士は語りました。「GSAシンポジウムはワクワクさせる科学と良き友人たちのお陰で、私を幸せな気持ちにさせてくれました。」
 
Valley博士はウィスコンシン大学マディソン校のCharles R. Van Hise特別名誉教授であり元地球科学部長です。研究の範囲は鉱物学、地球化学、岩石学、初期地球、宇宙生物学、古気候学を含む多くの分野に渡ります。Valley博士は全米科学振興協会ならびにアメリカ地球物理学連合を含む6つの専門家協会の一員であり、2005年から2006年にアメリカ鉱物学会(Mineralogical Society of America)の会長を務めました。300以上の記事を公開するとともに、2011年から2014年の間に『Elements』(エレメンツ)誌の主席編集長を含む多数の科学雑誌の編集職を歴任しました。Valley 氏は1980年にミシガン大学で博士号を取得しました 。
 
Valley博士はGIAの理事として2014年11月に就任しました。
 
GIA理事会の理事は多様な専門、産業、および学術分野で高レベルの経験と背景を持っています。理事会の役割はあらゆる決定内容が GIA の使命とビジョンに沿うこと、GIA の評判が守られ世界中に発展すること、そして当機関の財政目標が達成されることが確実に遂行されるように当機関の戦略を管理することです。Valley博士とDutrow博士がもたらす科学的な専門知識はGIAの包括的な宝石学研究の促進に不可欠です。


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。1950年代初頭、GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット重量で有名な 4C を考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
      
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