GIAラボ製造ダイヤモンドレポート
変更に関する詳しい説明
カリフォルニア州カールスバッド – 2019年4月1日 – 2019年3月29日、Federal Trade Commission(米国連邦取引委員会、FTC)が最近行った「ジュエリーガイド」の改訂に合わせて、GIAはラボで製造されたダイヤモンドのグレーディングレポートを改訂したことを発表しました。
2019年7月1日以降、GIAは、2007年1月より導入されたGIA合成ダイヤモンドグレーディングレポートTM を廃止し、GIAラボ製造ダイヤモンドレポートTMを発行します。
- GIAラボ製造ダイヤモンドレポートには、参考のためにカラー、クラリティ、カットの基準となるGIAのグレーディングスケールが含まれます。
- GIAラボ製造ダイヤモンドレポートは、天然ダイヤモンドのカラーグレードを報告するために使用されるアルファベットの代わりに、カラーレス(無色)、ニアカラーレス(ほぼ無色)、フェイント(微かな色味)、ベリーライト(非常に微かな色味)、ライトを使用して、ラボで製造されたダイヤモンドのカラーグレードを報告します。
- 基準となるGIAカラーグレーディングスケールが参考のためにレポートに含まれ、例えば、D、E、Fに対してカラーレス、G、H、I、Jに対してニアカラーレス、K、L、Mに対してフェイントと記載されます。
- GIAラボ製造ダイヤモンドレポートは、天然ダイヤモンドのクラリティグレードを報告するために使用されるVVS1とVVS2、VS1とVS2、SI1とSI2、I1、I2、I3の代わりに、フローレス、インターナリーフローレス、ベリーベリースライトリーインクルーデッド、ベリースライトリーインクルーデッド、スライトリーインクルーデッド、インクルーデッドを使用して、ラボで製造されたダイヤモンドのクラリティグレードを報告します。
- 基準となるGIAクラリティグレーディングスケールが参考のためにレポートに含まれ、例えばSI1とSI2に対してスライトリーインクルーデッドと記載されます。
- GIAラボ製造ダイヤモンドレポートは、鑑別の欄に「合成石」を使用せず、「ラボで製造」と記載します。
- GIAラボ製造ダイヤモンドレポートには、「これはCVD(化学蒸着)または HPHT (高圧高温) 成長プロセスによって生成された人工ダイヤモンドであり、色を変更するために製造後に処理が施された可能性があります。」と記載されます。
- クラリティを向上させる検出可能なすべての処理がこのレポートで開示されます。
- GIAラボ製造ダイヤモンドレポートにあるQRコードは、GIAのオンライン・レポート チェック・サービスにリンクし、レポートの情報がGIAレポートデータベースの内容と一致していることを確認するために使用できます。それぞれのGIAラボ製造ダイヤモンドレポートのレポート チェックの記録には、ラボで製造されるダイヤモンドを生成するCVD法およびHPHT法に関する教材が含まれいます。この教材は、消費者を教育し、宝石やジュエリーにおいて一般市民の方々からの信頼を確保するというGIAの使命を果たすのに役立ちます。
- GIAは、GIAダイヤモンドグレーディングレポートTMおよびGIAダイヤモンド ドシエTMと呼ばれている、天然ダイヤモンドのグレーディングレポートで「天然ダイヤモンド」について明確に規定しています。
- 2018年1月1日以降に発行されたGIA合成ダイヤモンドレポートは、GIAまで郵送していただければGIAラボ製造ダイヤモンドレポートに無料で変更いたします。このプロセスを完了するには、石留めされていない石を元のレポートと共にGIAまで送っていただく必要があります。
VisitGIA.eduGIAラボ製造ダイヤモンドレポートのサンプルは、GIA.eduをご覧ください。
記者発表は、レポートの変更に関して明確に説明するために、2019年8月1日に更新されました。