GIA、プリンストン大学とのダイヤモンドの先端研究に協力
ダイヤモンドは極めて安全な量子通信ネットワークの主要な要素
カリフォルニア州カールスバッド – 2018年7月6日 – プリンストン大学の科学者は、ダイヤモンドの特徴的な性質をどのように使用し、極めて安全な通信ネットワークを創るために、GIAの宝石研究に関する専門知識と光学中心の分析を求めました。
この研究内容は2018年7月6日発行のサイエンス誌で発表されました。この発表内容では、2つの炭素原子を合成ダイヤモンドの結晶格子にある1つのシリコン元素に置き換えることで創られたカラーセンターをどのようして量子通信ネットワークに情報を保管・再送できるかというものでした。これによって、物理的に別のプロセッサー間の情報を再送できるようになります。GIAで開発された器具類と技法を使用して、この記事の共著者の一人、GIA研究員であるLorne Loudinは、研究で調査したダイヤモンドのカラーセンターの配分を正確に判断する助けをしました。これによって、希望の色を創る物質の作業取り組みを誘導しました。
管理されていないサンプルの低濃度で発生する正確なカラーセンターのマッピングはこの研究の重要な要素でした、とプリンストン大学電気工学部助教授、研究員主任Nathalie de Leonは言います。GIAの専門知識とこのような欠陥をマッピングする専門機器類はプロジェクトに不可欠でした、と続けます。
天然ダイヤモンドや合成ダイヤモンドの基本的な特徴に関するGIAの数十年にもわたる科学的探究はプリンストン大学やde Leon教授との協力を得て比類のない能力が発揮されました。これは宝石研究が科学調査のさまざまな分野に適用されるというもう一つの例でもあります、とGIAで研究開発副社長を務めるWuyi Wang博士は述べています。
GIAは60年以上にわたってダイヤモンド、カラーストーン、パールに関する研究を実施し、発表してきました。50年以上の経験を持つGIA研究員 G. Robert CrowningshieldはGIAの季刊誌Gems & Gemology(宝石と宝石学)(1971年)で初期の合成ダイヤモンドについての初の科学的観察内容を発行しました。2016年、GIAの研究科学者 Evan Smithは地球の地質学への手がかりを明らかにした、ダイヤモンドの例外的なサイズや品質についての先駆的な研究をサイエンス誌でも発表しました。
サイエンス誌の記事の概要は、http://science.sciencemag.org/content/361/6397/60をご覧ください。
この研究に関する要約記事は、https://www.princeton.edu/news/2018/07/05/implanting-diamonds-flaws-provide-key-technology-quantum-communicationsで入手できます。