記者発表

LiddicoatとKoivula、フランス宝石学協会の表彰を受ける


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GIA
1946年のRichard T. Liddiciat(左)。 John Koivula、GIA主任宝石研究鑑別士(右)。

GIAの宝石鑑別士が宝石の歴史の上位50に選定されました

カリフォルニア州カールスバッド - 2013年9月16日 - 世界的に重要な2人の宝石鑑定士 - John I. Koivula(ジョン I. コイヴラ)と故Richard T. Liddicoat(リチャード T. リディコート) - が、フランス宝石学協会が選定した宝石の歴史を形作った50の著名人およびイベントに名を連ねました。 旧GIA代表のLiddicoatは、「現代宝石学の父」として広く考えられており、Koivulaとともに近現代の宝石学カテゴリで認識されました。 GIAの主任宝石研究鑑別士であるKoivulaは、協会の50周年を祝うパリでのイベント(9月5日開催)で、表彰されました。
 
「こうしたの偉大な人物、イベントと一緒に認識されて誠に光栄なことです」とKoivulaは語ります。 「Liddicoat氏と何年もの間、ともに働いたことは私の喜びであり、彼の宝石研究に対する情熱と献身は、私を含む、多くの人々にとって、いまだにインスピレーションを与えています。 フランス宝石学協会がこのような尊敬すべき人々の中に、私を含めてくれたことに感謝しています。」
 
Liddicoatは、1940年にGIAにアシスタント教育ディレクターとして加わり、そこでの初期のカラーストーンに関する仕事は、1947年に「Handbook of Gem Identification(宝石鑑別ハンドブック)」として出版されました。 彼は1952年にGIAのエグゼクティブディレクターとしてRobert Shipley(ロバート・シプリー)の後を継いで就任した「Gems & Gemology(宝石と宝​​石学)」の編集長の役目をその後50年間続けました。 Liddicoatは、今日の世界で事実上すべての宝石商によって認められているGIAのDからZダイヤモンドグレーディングシステムの構築者でした。 彼は「The Diamond Dictionary(ダイヤモンドの辞書)」や「The Jewelers’ Manual(宝石商マニュアル)」の初版を共同執筆し、1971年の日本法人を皮切りに、国際的にGIAの教育を提供する場を拡大してきました。 1983年にGIA社長を退任した後、Liddicoatは理事会の会長となり、2002年に亡くなるまでその役を務めました。
 
Koivulaは1976年にGIAに入社し、宝石のマイクロワールドを研究し、撮影に50年以上を費やし、宝石の内包物とその周辺について800以上の記事やメモを公開しています。 彼は著名な顕微鏡検査、顕微鏡写真法、宝石インクルージョンの権威であり、「MicroWorld of Diamonds(ダイヤモンドの小宇宙)」の著者、3巻にわたる「Photoatlas of Inclusions in Gemstones(宝石内包物のフォトアトラス)」の共同執筆者、地質学的な地形に関する書籍「Geologica(地質学)」の著者でもあります。 彼の多くの宝石学卒業証書に加えて、彼は西ワシントン州立大学で化学、地質学で学士号を保持し、王立顕協会のフェローです。 JCK誌により、宝石業界における20世紀で最も影響力のある64人の一人に選ばれました。

GIAについて

1931年設立の独立非営利組織である GIA (Gemological Institute of America) は、宝石学における世界有数の権威として認められています。 1950年代初頭、GIAはカラー、カット、クラリティ(透明度)およびカラット重量で有名な4Cを考案しました。さらに1953年には国際ダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービス、機器の開発を通じて当機関は、最高基準の完全性、学問、科学およびプロフェッショナリズムを維持しながら、宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。