記者発表

GIA、合成(ラボラトリーグロウン)ダイヤモンド のカラーとクラリティに特定グレードを報告する


GIAは、ラボラトリー グロウン ダイヤモンドに対し、新しいデジタル レポートにて4Cのカラーおよびクラリティについての特定グレードを報告します。
GIAは、ラボラトリー グロウン ダイヤモンドに対し、新しいデジタル レポートにて4Cのカラーおよびクラリティについての特定グレードを報告します。

新しいデジタル専用レポートは近日中にご利用いただけます

カリフォルニア州カールスバッド – 2020年8月11日 – 消費者を保護するという使命をさらに遂行し、宝石や宝飾品に対する一般の方々の信頼を守るために、GIAは、ラボラトリー グロウン ダイヤモンドに対し、現在使用されている記述用語とグレードの範囲の代わりに、新しいデジタル レポートにて4Cのカラーおよびクラリティについての特定グレードを報告します。
 
「天然ダイヤモンドとラボラトリー グロウン ダイヤモンドは、現在共存しており、消費者と業界の両方で受け入れられています。ラボラトリー グロウン ダイヤモンドの成長は、ダイヤモンド市場全体を拡大し、新しい顧客をもたらすと考えられています。すべてのダイヤモンドに関する、GIAの信頼性が高い、独立した、権威あるグレーディング レポートに対して消費者の信頼を確保することは、一般の方々と宝石・宝飾品業界全体に貢献します」とGIAの社長兼CEOのSusan M. Jacquesは述べています。
 
2020年第4四半期の初めに始まる予定の合成(ラボラトリーグロウン)ダイヤモンド  に対する新しいサービスでは、0.15カラット以上の石にはGIAラボラトリーグロウン ダイヤモンド グレーディング レポート(4Cの評価、クラリティに関するプロット図、プロポーションを示す図)、0.15カラットから1.99カラットまでの石には低価格の合成(ラボラトリーグロウン)ダイヤモンド  ドシエ(4Cの評価とプロポーションを示す図)をご利用いただけます。また、GIA合成(ラボラトリーグロウン)カラー ダイヤモンド グレーディング レポートにおいても、カラーおよびクラリティに対して特定のグレードが記載されます。すべての合成(ラボラトリーグロウン)ダイヤモンド  には、消費者が製品を明確に区別し、購入した商品について完全に理解できるように、GIAレポート番号および「Laboratory-Grown(合成(ラボラトリーグロウン)」という言葉がレーザーで刻印されます。
 
ラボラトリー グロウン ダイヤモンドに対する新しいグレーディング サービスの料金は、グレーディングの作業が同じであるため、天然ダイヤモンドに対するグレーディング サービスの現在の料金と同じです。新しいレポートはデジタル版のみが発行され、天然ダイヤモンドに対して発行されるGIAのレポートから区別するために、最新のデザインとフォーマットを特徴とします。ラボラトリー グロウン ダイヤモンドに対するすべてのレポートには、グレーディングを行った石を変色させるために成長後に処理が施された可能性があるという旨が記載されます。
 
「全世界で認められているGIAの4Cシステムを使用してラボラトリー グロウン ダイヤモンドの色とクラリティのグレードを報告することで、業界に対してより正確な情報を提供し、消費者を教育することができます」とGIA取締役副社長兼ラボ研究主任責任者であるTom Mosesは語ります。
 
2007年以来、GIAはラボグレードのダイヤモンドに対するレポートサービスを提供しています。2019年3月、GIAは、連邦取引委員会により改訂されたガイダンスを遵守するために、コースの教材とダイヤモンド グレーディング レポートにおいてラボラトリー グロウン ダイヤモンドについてどのように記述するかを変更しました。

GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。GIAはカラー、クラリティ、カット、カラット ウェイトからなる有名な4Cを考案し、さらに1953年にはダイヤモンドの品質の基準として世界中で認知されているインターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™を開発しました。
 
研究、教育、宝石学ラボ サービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の誠実性、学術活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。