記者発表

GIA、東京キャンパスを開校


東京のGIAキャンパス開校の記念式典でリボンをカットする7人の有名なGIAスタッフ
東京のGIAキャンパスの開校を記念する式典。左から、アジア太平洋地域のGIAマネージングディレクターSeung-Hae Moon、GIA同窓会日本支部長 藤田健、副社長兼最高倫理コンプライアンス責任者Elizabeth Keating、社長兼最高経営責任者(CEO)Susan M. Jacques、GIAグローバル開発担当上級副社長Anna Martin、AGT Gem Laboratory(AGTジェムラボラトリー)の代表取締役会長 土居芳子、GIAグローバル学業ディレクターSam Kong。 写真提供:内藤洋司

日本語で提供されるグラジュエイト ダイヤモンド(GD)ディプロマ

東京-2017年10月4日-GIAより卒業した方達がほとんどである、日本の宝石・ジュエリー業界の主要関係者を前に9月19日に東京で講演を行った、GIA(Gemological Institute of America)の社長兼最高経営責任者(CEO)のSusan Jacques氏は、GIAの東京キャンパスを開校することを発表しました。
 
「GIAが何年もの間、日本の宝石・ジュエリー業界で努力を惜しまずに貢献してきた結果として、この業界の重要な中心地で日本語でGIAの教育コースを提供できることを非常に嬉しく思います」とJacques氏は語りました。 「最新の情報と技術を用いて教育しながらGIAの活動を広げることで、日本のダイナミックな宝石・ジュエリー業界に貢献し、この業界で国民の信頼を確保するというGIAの使命を達成できます。」
 
11月初旬以降、東京にある新しいGIAのキャンパスでは、ダイヤモンドエッセンシャル 集中コースとダイヤモンドグレーディングのラボクラスを日本語で受講できるようになります。 また、2018年初めまでにはダイヤモンドエッセンシャルおよびダイヤモンドとダイヤモンドグレーディングのeラーニングコースが受講できる予定であるため、日本の学生はグラジュエイト ダイヤモンド(GD)のディプロマ取得に向けて日本語で学習することが可能となります。
 
GIAは、グラジュエイト カラーストーン(GCS)プログラムを後日追加する予定であるため、日本語で学習している学生はグラジュエイトジェモロジスト(GG)を取得することが可能となります。 また、業界のニーズに対応するために特定のスキルに焦点を当てたセミナーも主催される予定です。 日本語で行われるコースはすべて、宝石学における最新の進歩を反映しているよう常に確認および更新されます。
 
Jacques氏は、GIA同窓会日本支部長 藤田健氏、SUWA(諏訪貿易株式会社)会長 諏訪恭一氏、AGT Gem Laboratory(AGTジェムラボラトリー)の代表取締役会長 土居芳子氏など、業界のリーダーの方達を称賛しました。
 
「土居芳子様には特に感謝しております」とJacques氏は述べました。 「1970年代初め、土居様には日本へGIAの教育をもたらすため非常に貢献していただきました。GIAの教育プログラムに対する彼女の惜しみない努力はこれから何年間も忘れることなく称えられるでしょう。」
 
日本は、GIAが米国以外で教育コースを初めて提供した国であり、これは40年以上も前に始まりました。 GIA同窓会日本支部は、今年初めに26周年を迎えました。 そのしっかりとした基盤のもとに、GIAは、重要な日本の市場の顧客により優れたサービスを提供できるよう、2012年12月に東京で宝石の鑑別およびグレーディングのラボをオープンしました。 2016年12月、このラボは完全に自動化されたGIAメレー分析サービスを導入し、メレーパーセルをCVDおよびHPHTの合成石から迅速かつ正確に選別することが可能になりました。 東京のラボでは博士号の学位を有する3人の研究者が常勤しており、ダイヤモンド、カラーストーン、真珠に関する高度な研究に積極的に関与しています。
 


GIAについて

1931年設立の独立非営利組織であるGIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。 1950年代初頭、GIAはカラー、カット、クラリティ、カラット重量で有名な4Cを考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。     
      
研究、教育、宝石学ラボサービス、機器の開発を通じてGIAは、最高基準の完全性、学問、科学およびプロフェッショナリズムを維持しながら、宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。