記者発表

GIA、Tucson 2013 Gem Shows(2013年ツーソン宝石ショー)で魅了する


ツーソン2013
©GIA
プラチナにセットされたカラーダイヤモンドリング。 これは、Fred Pough博士がRobert Crowningshieldとともに実験的に作成した初めての照射処理ダイヤモンドである。 2.73カラットのブルーの梨型ダイヤモンド、2.35カラットのイエローラウンドダイヤモンド、およびピンクのメレーダイヤモンドを特徴とする。

GIA、クラス、ラボ、セミナー等を開催

カリフォルニア州カールスバッド - 2013年1月10日 - 今年のTucson Gem Shows(ツーソン宝石ショー)の出席者は、GIA(Gemological Institute of America)のラボサービス、宝石と宝飾品に関するセミナー、クラスなど、訪問時に非常に素晴らしい体験をしていただけます。 GIAは、American Gem Trade Association(アメリカ宝石貿易協会:AGTA)GemFair™およびTucson Gem and Mineral Show(ツーソン宝石鉱物ショー)の期間中、Tucson Convention Center(ツーソンコンベンションセンター)で2月5日から17日まで特別な展示を行います。
 
GIAで研究に携わるJames Shigley博士は、宝石に関する新たな発見や研究について公開セミナーを行います。また、GIAは、ショーの出席者が自分のスキルを試し、天然の宝石、合成石や模造石を鑑別するための最新技術を習得できるように宝石の鑑別ラボクラスを提供します。 GIA同窓会は、Marriott University Park Hotel(マリオットユニバーシティパーク·ホテル)で2月8日に毎年恒例の晩餐、オークションやダンスイベント「GIA宝石鉱山パーティー」も後援します。
 
2013年ツーソンショーにおけるGIAのハイライトは次のとおりです。
 
GIA博物館展示
初めて照射処理されたダイヤモンド
AGTA GemFair™ 2月5日~10日
GIA博物館は、著名な鉱物学者Fred Pough博士が手掛けた初めての照射処理ダイヤモンドを展示します。このダイヤモンドは、2.73カラットのブルーの梨型ダイヤモンド、2.35カラットのイエローラウンドダイヤモンド、およびピンクのメレーダイヤモンドを特徴とします。 第二次世界大戦以降、Pough博士は、ニューヨークにあるGem Irradiation Laboratories (宝石照射ラボ)の社長を務め、結晶成長と宝石処理の第一人者として認められてきました。 当時GIAニューヨークのラボの室長を務め、宝石学研究の先駆者であるRobert Crowningshieldとともに、Pough博士は初めての照射実験にこれらの石を選びました。 

トリリアントコレクション
Tucson Gem and Mineral Show(ツーソン宝石鉱物ショー)、2月14日~17日
30種類の宝石素材から作られた100個以上のトリリアントカットの宝石が、Roz and Gene Meieran Collection(ロズ&ジーン メイエランコレクション)のご厚意により、TGMS Show(TGMSショー)で展示されます。 このコレクションは、カリフォルニア州カールスバッドにあるGIA本部での展示品のハイライトの一つであり、訪問者の想像力を常に掻き立てる作品です。  展示されている宝石の一つは、まだカットされておらず、天然の結晶形状のままとなっています。 ツーソンショーへ出席された方々は、ご自分の目でお確かめになり、どのトリリアントカット宝石が未カットのままであるかを判断していただけるでしょう。

GIAショーサービスラボ、AGTA GemFair
ショーに出席された方は、GIAショーサービスラボを通して宝石鑑定や原産国特定のサービスを簡単にご利用いただけます。 ベテランのGIA宝石鑑定士が、AGTA GemFairショー会場で宝石を受け付けます。受付日時は2月4日~9日(月曜日~金曜日)は午前9時~ 午後5時、2月10日(土曜日)は午前9時~ 午後2時です。
 
無料GIAセミナー
2月8日(金曜日)、午前9時~午前10時
GIAの著名な研究員James Shigle博士が、ダイヤモンド、カラーストーンや話題となっているその他のトピックなど、GIAのラボの開発に関する最新情報について説明します。
 
GIAの教育
GIAは、AGTA GemFair™開催中に1つのラボクラスと2回のセミナーを提供します。 ラボクラスの授業料は1550ドル(税別)、セミナーは各160ドルです。 事前登録が必要となりますので、(800)421 7250 内線4001のGIA入学係までお電話していただき、 セミナーにご登録下さい。また、ラボクラスへの登録はGIAのウェブサイトをご利用下さい。
 
宝石鑑別ラボクラス
2月4日~8日(月曜日~金曜日) 午前9時 〜午後5時
顕微鏡、偏光フィルターと取り外し可能な拡大接眼レンズ付き屈折計、屈折率(RI)液体、偏光器、二色鏡、分光器、およびルーペを使った実践的なトレーニングを受けていただくことで、天然宝石、模倣石、および合成石を鑑別するのに優れた検査手順を学んでいただけます。
 
コランダムの原産国に関するセミナー
2月9日(土曜日)、午前9時~午前11時
この2時間のセミナーでは、講義と顕微鏡を用いた実践的なラボを通して、コランダムの原産国を判断する方法を学びます。 参加者は、顕微鏡を使ってコランダムの内部特性を鑑別する方法を学習し、その特性が明示する石の詳細について学びます。
 
エメラルドのクラリティ改良と起源に関するセミナー
2月9日(土曜日)、午後1時~午後3時
この2時間のセミナーでは、講義と顕微鏡を用いた実践的なラボを通して、エメラルドの原産国およびクラリティのエンハンスメントの程度を判断する方法を学びます。 顕微鏡を用いたラボを通じて、参加者は、内部の特性とクラリティのエンハンスメントの程度を特定する方法を学習します。
 
GIA宝石鉱山パーティー
GIA同窓会による毎年恒例のオークション、ディナーとダンスのイベントが、2月8日(金曜日)午後6時30分~午後11時に Marriott University Park Hotel(マリオットユニバーシティパークホテル)にて行なわれます。 チケットの価格は1月25日まで50ドル、それ以降および当日券は65ドルです。 

GIAについて

1931年設立の独立非営利組織である GIA (Gemological Institute of America) は、宝石学における世界有数の権威として認められています。 1950年代初頭、GIAはカラー、カット、クラリティおよびカラット重量で有名な4Cを考案しました。さらに1953年には国際ダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービス、機器の開発を通じてGIAは、最高基準の完全性、学問、科学およびプロフェッショナリズムを維持しながら、宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。