アビアット ダイヤモンド:カナダのメルヴィル半島にある北部チャーチルの地下深くにあるリソスフェアマントルへの窓口
FTIR分析によると、これらの試料の大部分がIaAおよびIaBを含むタイプIaABであることが明らかとなりました。 全窒素含有量は、13ppma~1467ppmaの範囲でした。 また、水素が比較的豊富でした。 ビニリデン基(C = CH2)の伸縮に起因する3107、2786、1404 cm -1の吸収バンドが、ほとんどの試料において観察されました。 さらに3237cm-1に水素関連のバンドも検出されました。
SIMSでは、窒素含有量が1〜1724 PPMA の範囲であることが分かりました。 δ13Cの同位体分析は、これらのダイヤモンドが主に炭酸塩を含有する流体から沈殿したことを示唆しました。 相関関係はないものの、成長分域にて窒素含有量及びδ13C値の大幅な変動が観察され、このことは主にエクロジャイト質、およびおそらくかんらん岩質という異なる原産地からの流体誘導の複数の事象があることを示しています。 しかし、CLと炭素同位体比との関係からは、非発光性ダイヤモンドが一回の成長現象の間に形成された可能性があることが示唆されました。 アビアット ダイヤモンドは、黒鉛化した有機物や海成炭酸塩が沈み込む海洋スラブを介してマントル深部へ移動するなど、いくつかの造山運動によって生じたダイヤモンド成形流体もしくは溶融体から形成された可能性があります。
小板状欠陥と窒素のB凝集体の間に存在する積極的な相関関係によって、小板状欠陥の著しい縮小が示唆されました。 この現象は、マントルが滞留していた間の一次的な熱事象もしくは変形またはその両方によって引き起こされた可能性があります。 窒素に富む試料の青色発光は、小板状欠陥の激しい減退に関連していると思われます。 ほとんどの試料の滞留温度は、~150–170kmでのダイヤモンドの安定領域の上部に近いダイヤモンド源を示唆する~1050–1150°Cと推定されました。
要約:Kyaw Soe Moe