記者発表

Gems & Gemology(宝石と宝石学)2015年秋号:コロンビアに生まれた世界で1つのトラピッチェエメラルド


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Gems & Gemology(宝石と宝石学)2015年秋号表紙

HPHT成長合成ダイヤモンドとレソトのルネサンス、そしてホワイトネフライトの起源研究

カリフォルニア州カールスバッド –2015年12月1日–四半期ごとに発行されるGIA専門誌、Gems & Gemology宝石と宝石学/G&G)の2015年秋号では、多くのジェモロジストを魅了した、コロンビアで発見された世界で1つのトラピッチェエメラルドの総合的な分析をご紹介します。 今号は雑誌とオンライン両方で発行されており、無色からほとんど無色のHPHT成長合成ダイヤモンドにおける大発見や、レソトのLetšeng-la-Teraeダイヤモンド鉱山がどのように世界で最も高利益の鉱山になったか、そして統計分析の新方法を用いた、ドロマイト関連のホワイトネフライトジェードの起源特定などを取り上げています。
 
G&Gのカバーストーリー「コロンビア産トラピッチェ エメラルド:形成の解明における最新の進展」では、コロンビアで発見されたユニークなトラピッチェエメラルドの包括的な論文をご紹介します。 上質な標本では、豊かで宝石をちりばめたような緑色と、6方向に伸びた放射状の模様が非常に目立って見えます。 UCLA博士課程修了後の研究員Isabella Pignatelliとフランス開発研究所所長のGaston Giulianiが率いて執筆されたこの記事では、トラピッチェエメラルドの地質学の概要と分光および化学分析と共に行われた結晶の3-D岩石学的検査に触れ、彼らの最新研究によって裏付けされた新たな形成モデルが発表されています。
 
次の記事では、GIA研究科学者のUlrika D’Haenens-Johansson率いるチームが、ロシアの企業であるNew Diamond Technology(ニュー・ダイヤモンド・テクノロジー)によって最近生産された、44個の無色からほぼ無色のHPHT成長合成ダイヤモンドの地質学的特性を調査しました。 最大5.11ctのこれらのHPHT合成ダイヤモンドは、大きさと色、クラリティにおいて劇的な改善を遂げています。 今号の3つめの記事では、GIAのGIA’s Russell ShorとRobert Weldon、そして3人の一流ダイヤモンド研究員がレソトのLetšeng(レッツェン)鉱山を分析し、鉱山内の最大ダイヤモンドの発見と利益性の向上のためにどのように運営が適用されたかを解き明かします。 最後、4つめの論文では、武漢にある中国地質大学のZemin Luo、Mingxing Yang とAndy Shenがドロマイト関連のホワイトネフライトの起源特定に新しい統計分析を用います。 この技術は、他の宝石の地質学的起源の正確な特定にも役立つ可能性があります。
 
また、今号ではG&Gの定期ラボノートと、世界中の参加者の投稿からなるジェム・ニュース・インターナショナルのコーナーもあります。 第二回となるG&Gミクロの世界のコラムでは、特筆に値するインクルージョンの説明と顕微鏡写真を掲載しています。
 
1934年から現在にいたるまでの全号を含むG&Gの無料アーカイブ、詳細記事、数百にも渡る写真、貴重なビデオ映像は、GIAのウェブサイトhttp://www.gia.edu/gems-gemologyからご覧いただけます。 

GIAについて

1931年設立の独立非営利組織である GIA(Gemological Institute of America)は、宝石学における世界有数の権威として認められています。 1950年代初頭、GIAはカラー、カット、クラリティおよびカラット重量で有名な4Cを考案しました。さらに1953年にはインターナショナルダイヤモンドグレーディングシステム™を開発し、これは現在世界中のほぼすべての宝石専門家や宝石商により認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービスおよび機器の開発を通じて、当機関は、最高基準の誠実性、研究活動、科学知識、プロフェッショナリズムを維持することにより宝石・宝飾品に対する公共の信頼を確保することに専念しています。