ヒューストン支部：3日間のコースワークショップ

講演者: Rémy Rotenier
 
3日間にわたって行われるこのコースでは、1日半かけて鉛筆を使って白黒のスケッチを描き、2日間で金属と宝石の水性レンダリングを習得します。
 
このクラスでは、不透明、金属製、透明の素材の違いを理解および描写しながら、白黒のスケッチの基礎およびレンダリングの手法を学びます。上部から、指に通して、横側、45度の視点、持ち上げられた視点、宝石に重点を置いたリングのデザインというリングを描くための6つの異なる視点を学びます。これらの技術は、顧客の前で発表したり、アイデアを迅速に伝達するための力強い図面を作成する自信を築き上げるのに役立ちます。これらのスキルを身につけることを学ぶと創造的なプロセスを構築することが可能となり、デザインがより自然に流れます。また、正しい角度を選択するとアイデアを伝えるのがいかに簡単になるかも理解することができます。
 
続けてクラスは、伝統的なフランス様式における水彩色で光沢のある金属と華麗な宝石をレンダリングするための基本的な技法を紹介します。巧みな実演を通して、学生はどのようにして金属、宝石やその他の素材に命が吹き込まれるかを観察します。 
 
数多くの資料やデザインキットが学生に配布されますので、自ら練習するのに役立ちます。また、Rotenierがジュエリーデザインの技法を紹介しますので、宝石商や販売員の皆様がより専門的な方法でアイデアを自信を持って紹介したり、クライアントとお話ししている際に彼らのアイデアを表現するのに活用していただけます。
 
パリ生まれのジュエリーデザイナー兼アーティストのRotenierは、三世代目の熱心なデザイナーであり、彼の家族では初めて宝飾業界に従事する者となりました。ジュエリーのカテゴリすべてにおいて豊富な経験を有することで知られており、世界中で最も有名な宝石商とも働いた経験があります。Rotenierは、ヨーロッパの高級ジュエリーにおいて最も有名なブランド企業と提携していたCristofol（クリストフォル）に勤務中、パリでジュエリーデザインの学士号を取得しました。また、パリのFrench National Gemological Institute（フランス国立宝石学協会、ING）より宝石鑑別士の学位を取得し、ニューヨークのGIAでダイヤモンドグレーディングのラボコースを修了しました。