真珠に関するABCで、深海からの宝石の魅力を解き明かす
2月 7, 2020
真珠は、生物によって作られ、宝飾品で使われる前に加工があまり必要とされないため、ユニークな宝石とされています。真珠には、好奇心を掻き立てる、あまり知られていない興味深い事実が数多くあります。
タイのGIAで鑑別部門シニア マネージャーを務めるNicholas Sturmanは、GIAが四半期ごとに開催するGIA Gemstone Gathering(宝石ミーティング)で、12月19日にバンコクの宝飾業界の学生および関係者のために真珠に関する講演会を行いました。講演会『真珠のAからZまで』は、それぞれのアルファベットで始まる、真珠に関連する少なくとも1つのトピックを紹介しました。
例えば、一番最初のアルファベット「A」ではアワビ(abalone)、「F」では蛍光(fluorescence)、「P」では色素(pigment)について説明しました。この講演会は、出席者が真珠について理解をさらに深めることを目的として開催されました。
講演会の後、出席者の学習をさらに深めるためにさまざまな母貝や真珠を使った実習が行われ、「母貝や真珠の種類がこれほどまで多いとは知らなかった」、「どのような真珠コースをGIAでとれるか確認する必要があると思う」などのコメントが聞かれたため、この講演会は成功を収めたようです。
「このようなイベントが参加者にとって少しでもためになるのが分かると、常にやりがいを感じます。出席者の皆さんがこの経験によって、講演会のトピックのいくつかに関してさらに研究し、真珠の魅惑的な世界に目を向けるようになってくれることを願っています」とSturmanは語ります。
GIAは、真珠に関するこのような詳しい情報などを学ぶことができる真珠コースを提供しています。このコースは、宝石学のこの分野についてもっと学びたい方や、真珠を購入するクライアントにより良いサービスを提供するために真珠について理解を深めたい方に最適です。
シニア コミュニケーション マネージャーのAmanda J. Lukeは、GIA Insider (GIAインサイダー)の編集者であり、GIAで編集者兼ライターとして18年間活躍しています。