書籍:『Jewels by JAR』(JARによる宝石)
3月 5, 2014
この本は、メトロポリタン美術館のディレクターであるThomas P. Campbell(トーマス P. キャンプベル)による序文と共に、Rosenthal(ローゼンタール)自身による献呈の辞で始まります。 本文は、Rosenthal(ローゼンタール)のキャリアにおける美術商 Adrian Sassoon(エイドリアン・サソーン)による、夢中にさせられるエッセイです。 このエッセイは、宣伝嫌いで有名なRosenthal(ローゼンタール)の信者にとって特に興味深いものになるでしょう。
本書の残りの部分は、手作りのJARの作品を描いた素晴らしいカラー画像のページで構成されています。 彼の宝飾品には大量の豪華な宝石、ゴールドやプラチナが使われていますが、Rosenthal(ローゼンタール)が、彼の作品をいわゆる貴重な素材に限ったことはありません。 たとえば、甲虫の羽、木材、樹脂、エナメル、青銅、アルミニウムなどの素材が、彼の芸術的なビジョンを完了するために使用されてきました。 彼が達成した成功は、各写真に明確に示されており、読者は実際に自分の目で展示を見る機会がなかったことを後悔するでしょう。
作品の展示ボックスでさえも、デザイナーの識別力のある目を逃れていません。 ボックスの内部は、それが保持する宝石を補完するような色のスエードを使用してカスタムで裏打ちされていることがあります。 箱の蓋は、多くの場合、各JARの作品は他に類のないものであることを思い出させるように、所有者のイニシャルがエンボス加工されています。
興味深い本文と共に見ているだけで本当にすばらしい『Jewels by JAR』(JARによる宝石)は、Rosenthal(ローゼンタール)の作品の真の収集家だけでなく、宝飾品やジュエリーデザインに興味があるどなたにでも「必読」の書籍です。
著者について
Jana Smith(ジャナ・スミス)はカリフォルニア州カールスバッドにあるGIAの『Gems & Gemology(宝石と宝石学)』のサブジェクトスペシャリストです。