記者発表

GIAフィールド研究員が、宝飾品の島を探検


IMG - PR - ヨルダン636x358
写真提供:Andrew Lucas(アンドリュー・ルーカス)© GIA
ラトナプラのこの露天掘り採掘坑では、鉱員が動力ウィンチを使い、バケツで表土と礫岩を運び上げている。

鉱山から市場までのスリランカの産業を記録、2014年2月

カリフォルニア州カールスバッド - 2014年6月26日 - 2014年2月に行われたGIAのスリランカ遠征で、フィールドジェモロジストのAndrew Lucas (アンドリュー・ルーカス)とビデオプロデューサーのPedro Padua(ペドロ・パドヴァ)が、伝統と可能性に富む宝石の世界に足を踏み入れました。 このチームは、島国スリランカで2週間かけて、研究論文やビデオの刊行のために調査結果を記録しました。 サンスクリット語で「Ratna Dweepa」すなわち「宝石の島」として知られるスリランカは、数世紀に渡る宝石の産地および採掘・取引・カッティングの中心地であり、過去20年間以上にわたり宝石産業に進化的・革命的な変化をもたらしてきました。このことにより、スリランカは現代の市場で重要な国際的な位置を占めています。
 
二人の研究員は、各市場部門を代表する、宝石採掘、カッティング、取引、ジュエリー製造、質屋、小売の中心地や企業を訪問しました。 そこで彼らは、伝統的な手法や市場での慣行をグローバル市場の近代化に向けた明白な動きとを組み合わせ、産業をダイナミックに動かしている様子を目にしました。 最新の輸入・輸出規制によりスリランカ人が世界中から宝石原石を入手する道が切り開かれ、業界が活性化しているとともに、22Kゴールドジュエリーを扱う国内小売業、製造業、質屋業界が、若い世代をターゲットにした新しいジュエリー市場と並んで繁栄し続けています。
 
「私は、エキゾチックで宝石が豊富に産出されるこの島スリランカ以外には、今後の国内・国外市場のニーズを満たすために、伝統的慣行、新技術、一連のスキル、戦略などをこのように補完的に組み合わせている例を見たことが見た事がありません。」とルーカスは言っています。 「従来のカッティングが現代の技術と並行して活用され、最高水準のカットを生み出しています。 現代的なビジネス手法が、スリランカの何世代もの取引における専門性と組み合わされ、活発な市場が作られているのです。 そして、職人の採掘手法が機械化採掘と論理性を保ちながら調和しています。」
 
宝石やジュエリーにおける公共の信頼を確保するという使命に沿って、GIAでは、定期的に世界中の重要な宝石・ジュエリー拠点への研究フィールドトリップを行い、その研究結果を研究実践と教育プログラムに組み込み、また一連の手段で業界人や公共の人々にその結果を伝える取り組みを行っています。 このスリランカへの遠征から得られた研究結果は今後、Gems & Gemology(G&G - 宝石と宝石学の記事および、www.gia.edu のフィールドレポートとドキュメンタリービデオで紹介されます。   

GIAについて

1931年設立の独立非営利組織である GIA は、宝石学における世界有数の権威として認められています。 GIAは1950年代初頭そして1953年に、カラー、カット、クラリティ、カラットにまつわるあの有名な4Cを開発し、インターナショナル ダイヤモンド グレーディング システム™を作りましたが、これは今では世界の大部分の専門宝石商に認識されています。
 
研究、教育、宝石学ラボサービス、機器の開発を行うGIAは、完全性、学術、科学、プロ意識におけるの基準高さを維持しながら、宝石またはジュエリーに関する公共の信頼の確保に専念しています。