GIAとDe Beers(デビアス)が合成ダイヤモンドについて語る
GIA GemFest バーゼルは3月22日です。
カリフォルニア州カールスバッド - 2015年3月3日 - スイスのCongress Center Basel(コングレス・センター・バーゼル)で行なわれるGIA2015年GemFest Basel(GemFest バーゼル)において、3月22日(日曜日)にGIA(Gemological Institute of America/米国宝石学会)とDe Beers Technologies UK(デビアス・テクノロジーズUK)にて第一線で研究する科学者が、合成ダイヤモンドについて語る予定です。 GIA副社長兼ラボ・研究所チーフであるTom Mosesが、De Beers(デビアス)の英国テクノロジー部長のSimon Lawson博士とGIA研究開発のディレクターのWuyi Wang博士によるディスカッションの司会を務めます。 この無料のイベントは午後5時(17:00)から Montreal Auditorium(モントリオール講堂)で行われ、その後レセプションが続きます。合成ダイヤモンドを作成する技術が、過去10年間で大幅に向上しています。結果として、宝石品質の合成ダイヤモンドはより大量に出回り、より広くメディアでも取り上げられるようになりました。 しかし、合成石が天然石として提示されるというレポートについては、業界内で懸念する声が上がっています。 これらのラボで製造したダイヤモンドを識別するために、GIAとDe Beers(デビアス)は何年にもおよぶ研究を継続し、その結果、最小のメレーからかなり大きな石に至るまで、天然ダイヤモンドから合成石を効果的に区別する方法や機器が開発されました。 GIAのWang博士とDe Beers(デビアス)のLawson氏は、合成ダイヤモンドの最新の研究とその識別、および合成ダイヤモンドだという情報を非公開にするという潜在的な事態における現在進行形の問題について、GIAとDe Beers(デビアス)がどのように対処するかについて語る予定です。 質疑応答は、ディスカッションの後すぐに行われます。
Lawson博士は20年間、De Beers(デビアス)で合成ダイヤモンドの成長と特性評価に関する研究を行っています。 合成および処理されたダイヤモンドの識別に使用される、さまざまなDe Beers (デビアス)の検証機器の開発とその手法において、1995年以来重要な役割に携わってきました。 De Beers(デビアス)に入社する前、博士はRoyal Society Fellowship (王立協会フェローシップ)を受賞し、また日本にある無機材質研究所で4年間を過ごしました。 同氏は、ロンドンのキングス・カレッジにて、ダイヤモンドの光学分光の博士号と物理学の理学士号を取得しています。
Wang氏は2000年にGIAに入社し、ダイヤモンドの地球化学およびダイヤモンドやその他宝石素材の処理における専門家として20年以上の経験を有しています。 同氏は、日本の筑波大学で地質学博士号、中国の北京大学で地質学学士号を取得しています。 また、宝石学や地質学雑誌に幅広く執筆しており、AGS Richard T. Liddicoatジャーナリズム賞や、Gems & Gemology(宝石と宝石学)によるEdward J. Gübelin博士の最優秀記事賞を含む、数多くの賞を受賞しています。
GemFest Basel 2015(2015年 GemFest バーゼル)は無料のイベントで、3月22日(日曜日)午後5時 (17:00) から、Montreal Auditorium(モントリオール講堂)のCongress Center Basel(コングレス・センター・バーゼル)で行われます。 レセプションは、公開討論終了直後の午後6時(18.00)から (18:00)です。 現在登録を受け付けています。