AGSとGIA、共通の使命を遂行する

重要な新しいコラボレーションの構築

カリフォルニア州カールスバッドおよびネバダ州ラスベガス – 2022年10月19日 – American Gem Society（米国宝石学会、AGS）とGIA (Gemological Institute of America）は、消費者を保護するという共通の使命を追求するにあたり、長年にわたる提携関係を飛躍的に発展させます。GIAは、教育と資格認定を通じてAGSおよびAGSの会員を支援するために基金を創設し、知識を備えた倫理的な次世代のプロの宝石商と業界リーダーを育成するためにAGSの活動を促進します。どちらも1930年代にRobert M. Shipleyおよび Beatrice Shipleyによって設立され、密接な業務関係にあるこの2つの非営利団体は、宝石学研究の活動を結集し、AGS Laboratories（AGSラボラトリーズ）の特有な専門知識、知的財産、技術を統合することにより、消費者を保護し、宝石・宝飾業界を支援するために新しいGIA製品とサービスを開発します。

「結果的にこのように合意したことで、AGSとGIAの関係はさらに密接になり、90年を共にした歴史をもって私たちの未来を推進し、創業者のビジョンを高めます。 AGSとGIAは、それぞれ独自の視点と専門知識を持ち、宝石・宝飾業界において倫理、基準、教育を前進させることにしっかりと焦点を当てています」とAGSでCEOを務めるKatherine Bodohは語りました。

「お互いの強みを活かして大きく前進することで、消費者保護がさらに促進され、Shipley夫妻のビジョンをこれからも達成することができます。両組織の緊密な関係において新たな一歩を踏み出すにあたり、AGS International（AGSインターナショナル）の取締役会とGIA理事会より、多大なるご支援をいただき非常に感謝しています」とGIAの社長兼CEOのSusan Jacquesは述べました。

GIAとAGSの戦略的協力は、AGSの小売業者プログラムを推進し、毎年開催されるAGS議事会および年間を通じて、より多くの会員の教育を支援するのに役立ちます。「この見事に素晴らしい進歩により、AGSは当社の中核的な使命と活動に集中し、業界の進化に合わせてメンバーとその顧客により高い価値を提供するために利点とサービスを強化していきます」とBodohは述べました。

AGSラボラトリーズの研究員、知的財産、技術、ラスベガスの施設は、GIAに統合されます。統合された研究チームは、光の特性の研究や科学に基づいたファンシー カット グレードの基準など、消費者と業界がダイヤモンドを理解および評価する方法を改善するための革新的な製品とサービスを開発します。

AGSラボラトリーズが宝石・宝飾業界および消費者の信頼にもたらした多大な貢献を認識し、AGS Ideal®レポートがGIAダイヤモンド レポートの補足（デジタル版のみ入手可能）としてGIAより発行されることになりました。本レポートは、DからZまでの天然およびラボラトリー グロウンのラウンド ブリリアント シェイプおよびファンシー シェイプのダイヤモンドが対象となります。補足となるAGS Idealレポートには、25米ドルの追加費用がかかります。2023年1月上旬、すべてのGIAクライアントは、この補足レポートをリクエストできるようになります。補足のGIAによるAGS Ideal レポート®に関する詳細は、近日中に発表される予定です。

AGSラボラトリーズは、2022年末までサービスを引き続き提供します。また、移行の詳細に関しては、AGSラボラトリーズからクライアントに追って連絡をいたします。

AGSとGIAは緊密に協力して、Shipley夫妻のビジョンを再考し、広げていきます。AGSとGIAの名高い歴史におけるこの重要な次のステップは、ダイナミックで変化を遂げる複雑な業界に対応するために組織が力を合わせた努力を強化し、今日の世界とビジネス環境との関連性を確保しながら、この2つの組織に共通する消費者を保護するという使命と独立性を維持します。